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【HEAT42】詳細─02─ライトヘビー級王座決定戦からヘビー級戦へ。チョン・ダウンがシャカルをパウンド葬

Jung Da-Un【写真】初回のスタンドMMAから一転、最後はパウンドアウトで勝利した(C) MMAPLANET

27日(日)に愛知県刈谷市の産業振興センター内あいおいホールでHEAT42が開催された。ライトヘビー級王座決定戦でチョン・ダウンと戦うはずだったジェイソン・ラドクリフが、ビザの取得が間に合わず来日可能に。チョン・ダウンはヘビー級で代役のピーターソン・シャカルとスタンディング・バトルを繰り広げた。


<ヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(韓国)
Def.2R3分55秒 by tap out
ピーターソン・シャカル(ブラジル)

まるでONE Super Fight SeriesのようなMMAグローブをつけたスタンド打撃戦が繰り広げられた1R。チョン・ダウン、シャカルともに間合いもMMAはおろかキックボクシングもよりも近い距離で頭を振り、ボディと顔面を殴り合う。左ジャブ、右ストレートを被弾しながらフック系のパンチ、やや離れてローを入れるシャカルはすぐに顔面に腫れ、流血に見舞われる。

Jung vs Petersonチョン・ダウンも左目を腫らしつつ、近距離での殴り合いで続きシャカルの動きが止める場面も。しかし、追い込まれたところから逆襲に出るシャカルはこの展開に怯むことなく、打ち合いを続ける。チョン・ダウンの右ストレートを被弾し、大きく体がのけ反ったシャカルは、それでも左ジャブを入れ、左ストレートを打ち抜く。バランスを崩したシャカルが、マットに手をつきながらカポエイラのような蹴りを見せて起き上がり、ついにダブルレッグへ。チョン・ダウンがいなしたところで初回が終わった。

2Rも左ジャブの差し合いからボクシングマッチが展開されたが、チョン・ダウンが一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。クローズガードを取ったシャカルは、蹴り上げでチョン・ダウンの体を浮かせるが、ここから立ち上がることはできない。

足を払ってパンチを狙うチョン・ダウンの顔面を蹴り上げるシャカル。チョン・ダウンは蹴られながら、足を捌いてハーフで胸を合わせていく。左エルボーを打ちつけ、右足を抜いたチョン・ダウンがマウントへ。チョン・ダウンはパウンドを落としつつ、冷静にセコンドの声を聞いてエルボーに切り替えると、さらに勢いのある右を打ちつける。シャカルが左手でマットを叩き、勝負は決した。

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