【ONE73】ミャンマーの英雄ONEミドル級王者ンサンに挑戦、長谷川賢「UFCは国内で勝ち続けても……」
【写真】オンラ・ンサン とコーチのハリー・フーフト(C)MMAPLANET
23日(水・現地時間)、ONE Championshipより6月29日(金・同)にミャンマーはヤンゴンのトゥウンア・ナショナルインドアスタジアムで開催されるONE73「Sprit of a Warrior」に長谷川賢が出場し、オンラ・ンサンの持つONE世界ミドル級王座に挑戦することが発表された。
UFCを戦うことを目標に、メガトン級からライトヘビー級、ミドル級、そしてついにはウェルター級まで階級を下げ、国内ではDEEPとRIZIN、海外でもTitan FCで戦績を積み重ねてきた長谷川が、ついにONEで戦うという決断をした。
そして、その初戦からミドル級とライトヘビー級二冠王で、大袈裟でなくミャンマーの英雄であるンサンの持つミドル級王座への挑戦が決まった。ミャンマーのカチン州出身のエヌサンだが、育ったのは米国でベースがレスリングのMMAファイターだ。ONEでのキャリアアップに成功し、今ではハリー・フーフト率いるコンバットクラブでトレーニングを積み、打撃の進歩も著しい。
「母国の皆で試合ができることは、いつだって大歓迎だ。チャンピオンとして、誰だろうと戦う。ミャンマー最大の国際的なマーシャルアーツイベントで戦うことは光栄でしかない。今回の試合も家族、友人、僕のキャリアを最初から支えてくれた人たちにとっても非常に意味のあるモノになる。全ての力を使って、ハングリー・ライオンであるケン・ハセガワに勝つ。その自信はあるよ」とエヌサンはリリースにコメントを寄せている。
一方、長谷川はONE出場、世界王座挑戦に関して以下のような意気込みをMMAPLANETに語ってくれた。
長谷川賢
「UFCは色々あって届かなかったというか、これから国内で勝ち続けてチャンスを待っていても、契約できる保証はどこにもないです。加えて、国内でミドル級が殆ど居ない状況なので海外に目を向けました。
ONEからは前々からお話を頂いていて、条件も良かったですし今回ONEに決めました。ONE怪我人が出たとのことでデビュー戦がチャンピオンシップになりました。スクランブル発進ですが、万全を備え倒してベルト奪ってこようと思います」