【Shooto/180513】蹴り×拳。距離をコントロールしTDを織り交ぜた根津が魚井を下し、3年振りに修斗で白星
<バンタム級/5分3R>
根津優太(日本)
Def.2-1:30-28.30-29.28-30
魚井フルスイング(日本)
左から右を振り回した魚井。ステップ&スウェイでかわす根津に対し、魚井は左ハイを見せる。根津は右ローを蹴り、魚井の左オーバーハンドをよける。左ハイから左オーバーハンドをフルスイングする魚井に対し、根津が右ミドルを蹴る。逃げるのでなく、距離をコントロールしている根津が右ロー、さらに右ミドルハイを蹴っていく。強烈な勢いの左を2つ避けた根津だが、ついに1発を受ける。根津は右ミドルを入れ、前に出る。バックブローも冷静にかわした根津はローを2つ入れる。
魚井はパンチが当たらなくても、迷いなく拳を振るいダブルレッグからバックへ。すぐにリリースした魚井の左が根津の顔面を捉える。右の蹴りに左を合わせた魚井だが、距離を詰めたところで根津がテイクダウンし初回が終わった。
2R、根津の飛びヒザの着地にパンチを合わせた魚井。根津は右ローから左ジャブを伸ばす。魚井は左アッパーと下からの攻撃を繰り出し、根津は右ミドルハイ。魚井の前進に左に回って右ローを入れた根津は、続いて左ローを入れる。魚井の突進は、一度だけでなく下がったところでさらに前に出て左を当てる。
根津も右ミドルを返し、右ローを思い切り蹴る。魚井も蹴りで対抗するなか、スピニングバックフィストからステップイン。根津は冷静にかわして、右ミドルハイからハイを繰り出す。魚井は左インサイドローを繰り出し、根津は右ローを魚井の右足に入れる。フックを振り回して組んだ魚井に、ヒジを入れて離れた根津がここも右ミドルハイ。魚井はスピイングバックフィストからのフックの連打、さらにヒザを狙ったところで根津がテイクダウンを合わせたところでノンストップの5分間が終了となった。
最終回、根津がワンツー、魚井が左ロングを狙う。根津は右ミドルハイ、左ロングをスウェイでかわして右ミドルを蹴っていく。さらに左をかわして右を入れると、魚井が構えを変える。サウスポーから左を当てた魚井に、根津が左フックを当て返す。突進して左右のフック、さらに左を繰り出した魚井に根津のワンツーが当たる。
左フックにダブルレッグを合わせ、バックに回った根津が前方に魚井を崩し、立ち上がったところで離れる。右ミドル、右ハイの根津、魚井が左フックを振り回す。拳の蹴りの戦いは残り2分を切って根津がダブルレッグでテイクダウンへ。立ち上がった魚井のバックを制した根津が両足をフックして、寝技に持ち込む。
魚井はケージキックから上を取り、スクランブルのなかでダブルレッグを決める。根津もすぐに立ち上がりクリンチ合戦へ。最後の30秒でブレイクが掛かり、根津はステップを踏み、魚井の左ロング、続くダブルレッグを切って試合終了に。
スプリットで割れた修斗復帰戦をモノにした根津は「改めて、ただいま。ずっと支えてくれた人たち……泣きそう。修斗ファンの皆さん、今日は価値に行ってしまったけど、まだまだ激闘できると思うので。明日の活力になれる選手になりたいから、見守ってください」と話した。