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【WJJC2018】ムンジアルへ、嶋田裕太「パン柔術3位という結果はそれほど嬉しくないです」

Yuta Shimada【写真】最終調整は国内で。それが嶋田裕太の世界への挑戦方法だ(C)MMAPLANET

5月30日(水・現地時間)から6月3日(日・同)にかけてブラジリアン柔術世界選手権=ムンジアルが、カリフォルニア州ロングビーチで開催される。

その前哨戦といえる3月開催のパン柔術で黒帯ライトフェザー級で3位表彰台という結果を得た嶋田裕太(ネクサセンス)にパン柔術の結果をもって挑むムンジアル、世界最高峰の場に挑む現在の練習状況などについてインタビューした。


──ムンジアルまで1カ月強、パン柔術からは1カ月半。2つの大会の折り返し地点を過ぎたところですが、パン柔術黒帯ライトフェザー級3位という結果について、改めて聞かせてください。

「パン柔術3位という結果に関しては、それほど嬉しくないです(苦笑)。応援してくれる人達が喜んでくれた、そこだけです。正直、もっとタフなトーナメントだったら嬉しかったと思います。イアゴ・ジョージ、マイキー・ムスメシ、アイザック・ドーダーラインが出ていない、パブロ・モントバーニは逆の山だった。

モントバーニは決勝でジョアオ・ミヤオに負けたのですが、2人の試合は凄く良い試合だったので、見ていて悔しかったです。実力的にも差があると感じました」

──嶋田選手はそのジョアオに準決勝でポイント4-4、アドバン1-3で敗れたわけですが、モントバーニとも差を感じたということでしょうか。

「ハイ。そうです。トーナメント自体、1試合勝っただけで準決勝でジョアオに負けて、その勝った相手もずっと勝ちたかった相手じゃない。それこそモントバーニやジョアオ、マイキーに勝っていたら、順位に関係なく嬉しいトーナメントだったと思います」

──しかし、それだけ戦いたい相手が出場しないトーナメントのために自費でカリフォルニアまで行くというのも厳しいスポーツです。

「僕が勝ったマニュエル・サンチェスもLAオープンで優勝していて、パン柔術も他の大会に出てポイント獲得していないと出場できなくなったので、決して弱い相手ではないのですが……僕が勝ちたいと思っていた柔術家ではなかったのは確かです。

僕自身、去年のパン柔術が黒帯で初めての海外のトーナメントで、初戦で勝てるかどうかで僕の力を図ることができるなんて、凄く弱気な発言をしていました。でも、今年はそんなことはなくて。ジョアオとも去年は10回戦って1回勝てるかなんて取材で話していたのですが、いけるんじゃないのかっていう手応えを感じました。

トーナメント結果云々ではなく、実力はついているという感触はありました。そういう意味で、誰と戦えるのか分からないですけど、パン柔術は出るべき試合だと捉えています」

──ジョアオ越えに自信を深めたと。

<嶋田裕太インタビュー、続きはMartial World Fight Pressへ>

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