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【Shooto/180513】リオン武と戦う、斎藤裕の11カ月と50日─02─「ダラダラやっている時間はない」

Yutaka Saito【写真】次のステージへと、斎藤が思うのは当然。つまり、結果だけでなく勝ち方が問われる試合になってくる (C)MMAPLANET

13日(日)、川崎市川崎区のカルッツかわさきで開催されるプロ修斗公式戦のメインでリオン武と対戦する斎藤裕インタビュー後編。

3月に11カ月振りの試合で、フィリピンの才気溢れるドレックス・サンボアンガをTKO勝ちし、続いて50日のインターバルで1年8カ月の空白を経てカムバックを果たす元チャンピオンと戦う。

サンボアンガをフィニッシュしたこと、そしてリオン戦への意気込みを訊いた。

<斎藤裕インタビューPart.01はコチラから>


──あの後ろ回し蹴りに代表されるようにポテンシャルの高い選手でした。

「カウンターの後ろ回し蹴りをしっかりと狙ってきていましたよね」

──それでも組んで倒して、しっかりと削った。それ以前に右をクリーンヒットさせて、相手に打撃戦を嫌がらせたのは斎藤選手にとっても収穫ではなかったのかと。後ろ回し蹴りですから、ストレートが来るのかどちらか分からない相手に対して。

「あれで左目が腫れて、カットしていましたね。逃げのテイクダウン狙いというか、パンチから組んで来ましたが、あそこから自分のポジションに持ち込めたので、良い流れで試合を進めることができました」

──完全に試合は支配したなかで、残り2秒でTKO勝ちに持ち込みました。あそこはどのような気持ちで殴っていたのですか。

「サンボアンガの目が死んでいなかったので、諦める選手ではないというのは分かりました。なので気を失わせるか、レフェリーに止めてもらわないとフィニッシュはないと思っていました。殴って嫌がるとバックからチョークとか仕掛けることができたのですが、絶対に背中を見せなかったので、殴り続けるしかないと僕も必死でした」

──とにかく終わらせようという感じでしたか。

「あそこまでポジションを取れていたし、ヒジとかも落とすことができていたので、最後の2分を切ってからは『終わらせてやる』、『いってやる』という気持ちはありました」

──その結果、TKO勝ちという結果になったことは圧倒しての判定勝ちとは違うと捉えていますか。

「時間内に仕留めることができたのは、試合内容もそうですけど、自信にはなりました。判定になると、『あぁあ』となりますからね。でも、素晴らしい選手でした」

──また見たい選手ですね。

「ライオン・ハートの持ち主でした」

──ではライオン・ハートの持ち主をしっかりとフィニッシュし、次はリオンと戦うと。

「おやじギャグですね(苦笑)」

──申し訳ありません。リオン選手も、こういう意見が出ると燃えるかと思いますが、今の斎藤裕が負けていけない相手です。

「絶対に負けてはいけないです。試合なので一発貰えば、もちろん効かされてしまいます。でも僕のなかでは1Rから3Rまで自分のやりたいことをやり通す。そのなかでチャンスが来たら、一本かKOを取りに行きます。そういうイメージはできています。僕も次のステージに進みたいですから」

──そこをファンも見たいと思っているはずです。そのためにも、しっかりと勝つということを念頭に置いていますか。

「そうですね。内容もそうですけど、勝ち方も問われると思います。タイトルマッチを抑えてのメインイベントなので、メインに相応しい勝ち方を狙いたいと思います。

──ところで30歳になったことは、何か心境面で影響はありますか。

「体力的に衰えは全く感じていないです。ただ、時間は永遠にあるモノではないとより強く思うようになりました。焦ってはいないですが、ダラダラしている時間はないのでチャンスを掴みにいかないといけない。そういうことは日々、考えています。だからこそ、次の試合では良い勝ち方をしないといけないです」

■プロ修斗対戦カード

<66.2キロ契約/5分3R>
斎藤裕(日本)
リオン武(日本)

<修斗世界ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]猿田洋祐(日本)
[挑戦者]村田一着(日本)

<バンタム級/5分3R>
根津優太(日本)
魚井フルスイング(日本)

<バンタム級/5分3R>
齋藤曜(日本)
平川智也(日本)

<バンタム級/5分3R>
岡田遼(日本)
論田愛空隆(日本)

<インフィニティリーグ2018ストロー級/5分2R>
箕輪ひろば(日本)
楳沢智治(日本)

<ストロー級/5分2R>
猿丸ジュンジ(日本)
永井美自戒(日本)

<フェザー級/5分2R>
齋藤翼(日本)
村津孝徳(日本)

<OPバンタム級/5分2R>
榎本明(日本)
倉本一真(日本)

<OPフライ級/5分2R>
代輔(日本)
大竹陽(日本)

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