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【UFN128】地元でフランキー・エドガーが復活、テイクダウンは奪えずもスワンソンに危なげない判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
フランキー・エドガー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
カブ・スワンソン(米国)

4カ月前にギロチンでブライアン・オルテガに敗れたスワンソンと、僅か2カ月前にTKO負けを喫したエドガーの崖っぷちベテラン対決。左ジャブを伸ばすスワンソン、エドガーの右ストレートをダッキングでかわす。エドガーは左ジャブを当て、ショートのワンツー。スワンソンはスイッチからオーソに戻す。エドガーはシングルレッグを仕掛け、すぐに離れて右ロー、さらにショートのワンツーで前に出る。右ローを入れたエドガー、ジャブが当たっても前に出て続くスワンソンの左フックに右を打ち込む。

動きが止まったスワンソンはクリンチ後に右を当てられ、離れたエドガーの左を被弾する。蹴りを交えるエドガーは右ハイを空振りして、バランスを崩すがシングルを仕掛けながらスタンドに戻った。パンチが届かないスワンソンが最後に後ろ回し蹴りを見せたが、エドガーのラウンドとなった。

2R、ジャブからニータップを仕掛けたエドガーは、真っ直ぐ下がったスワンソンを金網に押し込まず、離れて打撃の距離に戻る。シングルレッグをフェイク気味に仕掛け、スワンソンのサークリングに対し、サイドステップで正面に立つエドガーが、ボディを蹴り、ダブルレッグを仕掛ける。倒せないとみると、離れるエドガーがローを蹴って左ジャブ、そして右ローを当てる。受け身のファイトが続くスワンソンは、ロー以外にほとんど攻撃が出ない。

ニータップからショートを繰り出したエドガーに、右フックをようやく当てたスワンソンだが、直後にラウンド終了となった。

最終回、エドガーがやや近い距離からパンチを見せてシングルレッグへ。ここもすぐにリリースし、左ローを蹴る。組みを見せて反応したスワンソンに左を当てたエドガー。スワンソンにどうにも前に出られず、手を出したとしても一発で終わってしまう。

対して細かい攻撃を纏めるエドガーが右フックをヒット。スワンソンは右ボディフックを返すが、ローを効かされているような素振も見せる。と、スワンソンの右ローにエドガーは組みつき、ここはケージ際で時間をかけていく。

残り90秒、スワンソンが離れるとエドガーが左ハイを繰り出す。テイクダウンを許さない分、自らの攻撃力は半減してしまったスワンソンは、ようやくエルボーから右を打ち込む。こうなるとエドガーもワンツーを返し、スワンソンの攻撃は遮断される。フランキー・チャントの後押しを受けたエドガーは、上手く試合を纏めて2月の敗北からカムバック、フルマークの判定勝ちを決めた。


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