この星の格闘技を追いかける

【UFC ESPN51】序盤はダラドゥが打撃で支配したが--3RにTDを奪ったスワンソンが涙の判定勝利

【写真】WECとUFCで通算31戦目、19勝目は微妙な裁定といえ競り勝ったスワンソン(C)Zuffa/UFC

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)

ダラドゥが左跳び蹴りを放つ。バックステップでかわしたスワンソンは、ガードを広げて距離を取った。ダラドゥの右カーフキックがヒット。スワンソンが左ジャブ2発から右ストレートをクリーンヒットさせ、サウスポーへのスイッチも見せる。いきなり飛び込んで左フックを当てたスワンソンは、出入りの激しいステップ&パンチを見せるも、ダラドゥも打ち終わりにローを入れていく。

スワンソンの出入りに右カーフキックを合わせるダラドゥに対し、スワンソンはサイドに回ってケージ中央に戻す。スワンソンは頭を下げて中に入るが、ダラドゥがカウンターで左ジャブを当てている。スワンソンが入る角度を変えると、ダラドゥは右ストレートを打ち下す。ケージ中央でパンチが交錯するなか、ダラドゥの左ミドルがスワンソンのボディに突き刺ささった。ダラドゥは距離を詰めて右ストレート、右ミドル。打撃をもらっているスワンソンの鼻からは出血が見られる。

2R、ダラドゥが左ローからワンツーを伸ばした。さらに右スピニングバックを繰り出し、打撃で攻め立てる。スワンソンもカウンターの右、ダーティボクシングで迎え撃つも、ダラドゥを止めることができない。ダラドゥは組みつき、右腕を差し上げてスワンソンをケージに押し込む。スワンソンはウィザーから右ヒザを突き上げて体勢を入れ替えた。しかしダラドゥが押し返して、再びスワンソンをケージに押し込む。

ここで離れた両者。ケージ中央でパンチを強振する。ダラドゥのパンチをもらったスワンソンは笑みを浮かべて打ち返すが、パンチのヒット率はダラドゥのほうが高いだろう。ダラドゥの左ジャブが当たる。残り2分でスワンソンが前に出た。ここで組んだダラドゥはスワンソンをケージに押し込んでいく。スワンソンの出血が多くなっている。ダラドゥが首相撲からヒザで削り、離れ際にヒジを放った。スワンソンは終了間際に打ち合いに持ち込んだ。

最終回、スワンソンが微笑みながらケージ中央に向かう。スワンソンの右カーフキックがヒット。さらにフェイントから右ストレートを当てた。ダラドゥは慌てず騒がず左ジャブを突いて蹴りに繋げる。ダラドゥの左ジャブがクリーンヒットし、スワンソンの右ローの打ち終わりに左ローを当てた。そのスワンソンが組んでくると、スワンソンが転がしていくもテイクダウンはできず。

立ち上がったスワンソンを、ダラドゥがケージに押し込む。ヒザを打ち合うなかブレイクがかかり、ダラドゥのヒザがスワンソンの下腹部を捉えたか注意が与えられた。再開後、またもダラドゥのヒザがスワンソンの下腹部に当たるも、中断してすぐ再開に応じる。ケージ中央で打ち合いを展開する両者だが、スワンソンだダブルレッグで組みクリーンテイクダウンを奪った。

残り1分、ダラドゥはフルガードからヒジを突き刺す。ダラドゥの右足を越えたスワンソンは一旦立ち上がった。ここで立ち上がったダラドゥのバックに回ったスワンソンがRNCを狙うも、ダラドゥが切り返してトップに回ったところで試合終了となった。

1Rと2Rはダラドゥと思われたが、裁定はジャッジ3者とも29-28でスワンソンの勝利に。勝利者インタビューでは「勝っていると思った?」と聞かれたスワンソンは涙を浮かべながら、次のように語った。
「ノー。自分のやるべきことをやり、楽しんでいた。一発もらったし、もう一度みていないとね。ちょっとエモーショナルだ……。みなが、僕のことを最高だと言ってくれる(涙)。家族がケージサイドで見ていた? ナーバスになったよ。もっとしっかりと戦いたかったけど、ミスもしたし、散々な内容だった。彼は大きくて、強いよ。だから僕はバンタム級でやってきたわけだし。でも、自分をプッシュし続けた」
そう語ったスワンソンは、ケージサイドの家族のもとに向かった。


PR
PR

関連記事

Movie