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【UFC ESPN51】決定打のない打撃戦→ドブソンがエヌシュクウィからTDを奪いオクタゴン初勝利

【写真】計量をクリアしたAJが勝利(C)Zuffa/UFC

<189.5ポンド契約/5分3R>
AJ・ドブソン(米国)
Def3-0:.29-28.29-28.29-28.
タフォン・エヌシュクウィ(カメルーン)

前日計量でエヌシュクウィが189.5ポンドと計量オーバーとなっている(ドブソンは185.5ポンド、タイトル戦以外は1ポンドオーバーまで認められている)。

ドブソンが距離を詰めて、右を振るった。サイドに回ってかわしたエヌシュクウィとローを打ち合う。ドブソンの左ミドルに対して、エヌシュクウィが左ジャブを突く。さらに左ボディストレートから右ロー、右ミドル。ドブソンも表情を変えずに距離を詰めていくも、エヌシュクウィの右カーフキックを受けてしまう。次第にエヌシュクウィの右カーフキックのヒット数が増える。

ドブソンのワンツーをブロックしたエヌシュクウィが右カーフキックを効かせる。ケージ中央で左ミドルを当てたエヌシュクウィは、ドブソンの蹴り足をキャッチして足払いの体勢に入るも、これは決まらず。エヌシュクウィが上下にジャブとローを散らすなど、元WKAキックボクシング王者らしい展開を見せる。しかし残り10秒でエヌシュクウィの左ミドルをキャッチしたドブソンが、そのままグラウンドに持ち込み背中を着かせて初回を終えた。

2R、ここでもドブソンが距離を詰めてローを放つ。エヌシュクウィはワンツーから右カーフへ。互いにローとワンツーを主体に進めるも、決定的な打撃を当てることはない。ドブソンの左ローをすくったエヌシュクウィが右スイングを当てた。打撃の交錯からドブソンが組みつき、両腕を差し上げてエヌシュクウィをケージに押し込む。しかしエヌシュクウィが差し返してケージから離れた。

互いに早いジャブ、ワンツー、ローを見せるがクリーンヒットはない。ドブソンが前に出るとエヌシュクウィが右ロー、右カーフキックを打って離れる展開が続く。ドブソンの左ミドルをキャッチしたエヌシュクウィが右ストレートを伸ばすも、ドブソンの顔面には届かず。1Rと同様、ドブソンが残り10秒でテイクダウンを狙うも倒せず。ラウンド終了と同時に、何か会話があったのか両者が笑顔を見せるが--

最終回、ドブソンが左ハイを見せた。互いにフェイントを見せるも実際の打撃に繋がらない。パンチを繰り出しても届かず。ローを出し合う展開の中、右ローをすくわれたエヌシュクウィがバランスを崩し、ドブソンがトップを奪って背中を着かせた。エヌシュクウィはハーフガードで守る。右腕を差し上げて抑え込むドブソンがエヌシュクウィをケージ際まで運ぶ。

エヌシュクウィはエビを打つもボトムから脱することはできず。フルガードに戻し、下からドブソンを抱える。ドブソンも一旦離れてから、再び飛び込んだがエヌシュクウィがフルガードに。足を効かせて離れようとしたエヌシュクウィに対し、ドブソンはバックに回って試合を終えた。

裁定はユナニマスでドブソンの判定勝利に。DWCS出身のドブソンは、本戦3戦目でUFC初勝利を得た。


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