【Shooto】初参戦、南出剛の対戦相手は土屋大喜に!! 田村彰敏の引退式も
【写真】待望の修斗初戦を迎える南出、土屋は意地を見せたいところだ(C)MMAPLANET
14日(水)、サステインより3月25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦で、南出剛が土屋大喜と対戦することが発表された。
1月大会のケージの中でAB×大尊伸光、鈴木槙吾×キャプテン☆アフリカというライト級戦2試合、フェザー級の仲山貴志×山本健斗デリカット戦が発表され、世界フェザー級チャンピオン斎藤裕、環太平洋ライト級チャンピオン川名雄生と共にケージ内から出場決定選手として紹介された南出が、土屋と戦うことが決まった。
少年空手時代に関西フルコン空手シーンを席巻した南出は、蹴り主体のファイトで旧Gladiator、HEATを経て、ROAD FC日本大会、DEEPでキャリアを積んできたストライカーだ。新生グラジエイターでフライ級王者(※昨年8月に返上)となり、PXCではジョシュ・アルバレスを左ミドルにより24秒でKOしている。
その後、昨年6月のプロ修斗大阪大会で欠場した田丸匠の代役として、前田吉朗との対戦を受けたが、急激に体重を落としたことで脱水症状を2度起こし出場を断念。これを機にバンタム級に階級を上げて、昨年8月の地元・和歌山で行われたグラジエイター004では土肥潤からパンチでKO勝ちを収めている。
距離をコントロールし、倒す力を秘めた蹴り技にボクシングが加わり、完成度が高くなっている南出は大阪大会欠場の禊が済んでいないと、修斗以外のオファーを断ってきた。自らの負傷もあり、昨年からプロ修斗初出場が遅れた南出の相手はプロ修斗の門番・土屋大喜だ。土屋は1月の安藤達也戦で判定負けを喫したばかり、僅か2カ月のインターバルでの出場となる。安藤戦では序盤には良い距離間で打撃を入れていたが、安藤のテイクダウン&コントロールの圧力に屈し、かないパウンドを被弾していた。
ダメージを抜けきり、3月の試合に臨むとなれば当然のように体調は気になるところだ。いずれによせ、南出に対し土屋はいかにグラップリングに持ち込むことができるか。打撃を用いるとしても、組みのための打撃で寝技に持ち込むことが勝利の鉄則となろう。南出としては世界王者の佐藤将光が齋藤曜に敗れ、祖根寿麻が環太平洋王者となった混戦模様の修斗バンタム級で、僅か1試合で存在感を絶対にするチャンスでもある。
なお今回の発表ではフライ級で井上学が、昨年11月に網膜剥離から復活KOを見せた内藤頌貴と戦うことも明らかとなっている。また、環太平洋&世界ライト級(現フェザー級)王座を獲得、WECでも活躍した田村彰敏の引退式が取り行われることも併せて発表されている。