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【UFN125】6ポンドオーバーのプラゼレスが、グリーンとのスクランブル戦制す

<161ポンド契約/5分3R>
ミシェウ・プラゼレス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
デス・グリーン(米国)

体重オーバーのプラゼレスが、鋭い右ミドルを2発見せる。続いて右ハイを繰り出したプラゼレスに対し、グリーンは距離を取る。右を見せて、足を取りにいったプラゼレスだが、ここはグリーンが防ぎ、クリンチからテイクダウンを奪う。立ち上がり際にバックに回ったグリーンが、後方に倒れて寝技に持ち込もうとするもプラゼレスが胸を合わせてトップを伺う。

グリーンは立ち上がり、ボディロックでプラゼレスをケージに押し込んでから離れる。右を当ててテイクダウン狙いのプラゼレスは、グリーンのスクランブルにもスイッチでトップを取り切る。プラゼレスが後頭部にパンチを入れ、注意後もパンチを続けたためレフェリーはブレイクを命じスタンドからの再開になる、直後プラゼレスのシングルにも、スクランブルから逆にボディロックテイクダウンを狙ったグリーンは、これを耐えたプラゼレスの首投げを崩してトップを奪い初回を戦い終えた。

2R、左フックを当てて右も振るっていくプラゼレスは、グリーンの差し上げ&アウトサイドトリップに尻餅をつき、スクランブルを諦めて引き込む。蹴り上げからスタンドに戻ったプラゼレスをグリーンがケージに押し込む。ボディロックでテイクダウンを逆に奪ったプラゼレスは即マウントへ。腰を切らせず、肩固めに入ったプラゼレスだが、グリーンはブリッジから立ち上がる。

グリーンのテイクダウン狙いを切ったプラゼレスが、頭がそのまま下がっているグリーンにギロチン。そのままスイープでトップを取り、サイドから上四方に回ったノースサウスチョークへ。20秒間の絞めからエスケープしたグリーンはサイドを取られた状態で、ラウンド終了を迎えた。

最終回、グリーンの左に対し、思い切り左フックを振るうプラゼレス。ダブルレッグを切ったグリーンに対し、プラゼレスが右ミドルを蹴る。シングルを狙いつつ、左フックを放ったグリーンだが、重心が浮いている感じがあり勢いはない。プラゼレスが胸のあたりへのミドルを繰り出し、ブロックするグリーンの腕を蹴っていく。グリーンのワンツーに右フックをプラゼレスが返す。両者とも疲れが目立ち、体の軸を無くしているような打撃戦のなかでプラゼレスがダブルレッグでテイクダウン、マウントを狙いつつシングルに出たグリーンを潰して腹固めから鉄槌を側頭部に入れる。レフェリーに殴れる位置を確認しつつ、鉄槌やパンチを続けたプラゼレスは、シングルを切ったままタイムアップに。

プラゼレスが判定勝ちを手にしたが、消耗戦を体重オーバーの選手が勝つのは敗者が気の毒だ。

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