【UFC220】距離を取り、打撃戦の間隙縫ってテイクダウンでボクニアクが判定勝ち
<フェザー級/5分3R>
カイル・ボクニアク(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ブランドン・デイヴィス(米国)
地元ファンの大声援を受けるボクニアクは左右に回り、すぐに煽られる対象に変わってしまう。飛び込んでワンツーを伸ばせば、それが大歓声に逆戻り。デイヴィスは後ろ回し蹴りを見せ、ボクニアクの踏み込みに右を当てる。ローを入れたデイヴィス、続く前蹴りをキャッチしたボクニアクがケージに押し込みテイクダウンに成功する。立ち上がったデイヴィスだが、ハイクロッチでボクニアクが再び尻もちをつかせる。立っても倒されるヲ繰り返したデイヴィスは初回を落としたか。
2Rも距離をとって、踏み込むファイトを見せるボクニアク。迎え撃つ形のデイヴィスの打撃に対し、ボクニアクが組んでいくがテイクダウンは決まらない。パンチの交換からデイヴィスがヒザを突き上げるが、ボクニアクも怯まず右を伸ばす。再び、距離を取ったボクニアクはデイヴィスのスピニングバックフィストの空振りに組んでバックへ。
デイヴィスが胸を合わせて離れ、テイクダウンは決まらない。デイヴィスも追い足があるわけでなく、攻防が単発に終わる展開が続き最後もボクニアクはテイクダウンを奪えなかった。
最終回、やや距離が近づいたかと思われたが、やはりボクニアクは左右へのサークリングを繰り返し、踏み込んで右ストレートを伸ばす。テイクダウン狙いをスプロールしたデイヴィスに、その間を利用したパンチを振るったボクニアクが、ダブルでドライブしシングル、再びダブルからシングルとテイクダウン狙いを続ける。ついに後方に倒したボクニアクだったが、スクランブルで背中に乗ろうとして前方に落とされる。
ボクニアクはガードに落ち着くことなく立ち上がり、ワンツーをヒットさせた。ボクニアクのパンチにテイクダウンを合わせたデイヴィスだが、トップをとることはできずスタンドに戻る。ボクニアクは最後の30秒でデイヴィスをケージに押し込み、時間の経過を待つ。離れたデイヴィスに対し、パンチからケージに詰めたところでタイムアップとなった。
結果はボクニアクの判定勝ちとなった。