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【UFC219】カルヴィーロ、7戦目の初黒星。新鋭の快進撃をロー&シングルでエスパルザが止める

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
シンシア・カルヴィーロ(米国)

現在3連勝、キャリア6連勝中の注目の女・極め業師カルヴィーロがチャンピオン経験者のエスパルザと対戦。大きなパンチの振りのエスパルザに対し、コンパクトなパンチを入れるカルヴィーロが、一気にダブルレッグテイクダウンを決める。ハーフから枕でプレッシャーを与え、エスパルザが左を差しに来ると細かいパンチを入れるカルヴィーロが、左はオーバーフックを取る。

フルガードに戻したエスパルが腰を切って腕十字、右腕が伸びかけたカルヴィーロが立ち上がって引き抜くとパス。サイドで抑え、エルボーを落としつつ腕へのプレッシャーを強めるカルヴィーロに対し、エスパルザはケージウォークから三角を狙う。これを防いだカルヴィーロはハーフから鉄槌、思い切りパンチを落とし嫌がったエスパルザのバックへ。即座に胸を合わせて立ち上がったエスパルザがローを蹴り、ラウンド終了を迎えた。

2R、エスパルザが右ストレートをヒット。距離を取るカルヴィーロは左ジャブから右を狙うが、エスパルザが左を入れる。オーバーハンドで前に出てきたエスパルザを、右フックで迎え撃ったカルヴィーロは前足にローを受ける。エスパルザは右フックを当て、ダブルレッグを切る。カルヴィーロ離れ際に右を打ち、打ち下ろすような右を伸ばす。エスパルザのダブルレッグを切り、ヒザをボディに入れたカルヴィーロが左ジャブから右ストレートを当てる。

飛び込んで右フックを打ち込んだエスパルザ、続く前進は右フックで止められるエスパルザはシングルレッグでテイクダウンも、蹴り上げからカルヴィーロがすぐに立ち上がる。左に踏み込みつつ右フックを当てるエスパルザが、再びシングルレッグを決める。寝技に固執せず、カルヴィーロの動きのままにスタンドに戻ったエスパルザがラウンドを取り返したか。

右の相打ちで最終回がスタートし、エスパルザがローを蹴り込む。エスパルザのシングルを切り、ケージに押し込んだカルヴィーロが左エルボーを入れて離れる。右インサイドローを入れ、シングルのフェイクで揺さぶるエスパルザに対し、カルヴィーロが左ジャブを当てていく。ならばとエスパルザは飛び込んで右フックを打ち込む。ローで前足が流れるシーンも見られるようになったカルヴィーロは、ややスピードダウン。

対してエスパルザの動きは変らない。前に出るエスパルザに対し、カルヴィーロがシングルレッグもエスパスらが頭を抱えて耐え、パンチを入れて離れる。近距離の打ち合いでも負けないエスパルザはシングルレッグを狙う。リバーサルで切り返し、スタンドに戻ったカルヴィーロにラッシュを抱えたエスパルザがパンチをまとめ、最後は右ロー。カルヴィーロを下がらせてタイムアップを迎えたエスパルザが、2Rと3Rと取り返したか。

結果、ジャッジの裁定は3者とも29-28でエスパルザを支持。「凄く嬉しい。タフな相手を前にハードな練習を積んできたから。ローキックを武器にして、シンシアのグラウンドとスクランブルに持ち込まれないように気を付けた」と新鋭を意地で破った元チャンプは語った。

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