【UFC218】オリヴェイラのダースを切り抜け、フェルダーがエルボー連打でKO勝ち
<ライト級/5分3R>
ポール・フェルダー(米国)
Def.2R4分06秒by KO
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
右ローを2発入れたオリヴェイラが、ボディロックから早々にテイクダウンを奪う。バックを譲って立ち上がったフェルダーだが、オリヴェイラは後方に自ら倒れ込んでバックマウントを狙う。
ここでスクランブルに持ち込もうとしたフェルダーをダースチョークで捉えたオリヴェイラは動き続けるフェルダーを捕獲し続け、足を掴んでくるところでマウントへ。自らマウントを解き、さらにダースを外しヒザ蹴りを顔面近くに入れる。続いて、もう一度ダースをセットアップ。オリヴェイラはこれも解除してバックに回ると、立ち上がったフェルダーからバックマウントを奪取、RNCへ。
これを振り落したフェルダーはアップキックを受けながらパンチを落とし、三角絞めを防いでエルボーを入れる。オリヴェイラは左腕を差すが立てず、足関節を狙う。このトライに対応したフェルダーは、三角を防ぎ立ち上がると重いパンチを打ちつける。ダースのピンチを切り抜けたフェルダーが、逆に優位に立ちラウンドを戦い終えた。
2R、左フックから組み付いたオリヴェイラだが、初回のようにテイクダウンに持ち込めない。ヒザを入れるフェルダーは左腕を差し返し、逆にケージに押し込んでいく。左ヒジで腰から崩れたオリヴェイラが強烈な勢いのパウンドを打たれ、後方回転から立ち上がろうとするが、潰される。背中をマットにつけハーフのオリヴェイラに対し、フェルダーは立ち上がってローを蹴っていく。
デラヒーバからバックを伺ったオリヴェイラだが、振りむいたフェルダーに押しつぶされる。と、潜ってヒザ十字をオリヴェイラが仕掛け、トップへ。しかし、バックにまわることができずガードを取るとフェルダーの嵐のようなエルボーの餌食に。一旦、息を整えエルボーを落とす。ここでオリヴェイラがタップしたがレフェリーが見逃し、フェルダーがエルボーのラッシュへ。ようやくレフェリーが試合を止め勝負は決した。
「僕はライト級では大きいし、柔術を練習している。落ち着いて、少し滑らせると大丈夫だった。彼はエルボーでタップしたと思うよ」とフェルダーは勝利を振り返った。