【UFN121】突進力を捌き、突き放す力で制した(?)セオドロがケリーから判定勝ち
<ミドル級/5分3R>
アライアス・セオドロ(カナダ)
Def.3-0:30-26.30-27.30-28
ダニエル・ケリー(豪州)
足を使って蹴りを見せるセオドロを追いかけて左を伸ばすケリー。距離を詰めようとするケリーを蹴りで突き放すセオドロは、ダーティボクシングにも腹に蹴りを狙って離れる。組んで左を放つケリーだが、勢いのあるパンチを入れることはできない。それでもパンチを振るって前に出るケリーだが、右ミドルで腹を蹴られる。頭を抱えてパンチを繰り出すケリー、離れて蹴り中心のセオドロのファイトがどのように評価されるか。
2R、初回と同じような展開のなかで、よりケリーが前に出るようになる。ウィザードから払い巻き込みのような仕掛けを見せたケリーは、続くクリンチボクシングでのなかで右フックを見せつつ足払いでテイクダウンを奪う。起き上がったセオドロにケージレスリングを続けることなく離れたケリーだが、蹴りが急所に入りインターバルを要求する。
再開後にクリンチから離れ際に左を打ち込んだケリーは、首の後ろを取り得意の形も投げには移行できない。セオドロはヒザやミドルを入れるも、ケリーの前進は止められない。とにかく距離を詰めて来るケリーは、右ハイが顔面を掠めるが前進を続けた。
最終回、右ミドル、左ローを受けても前に出るケリーだが、セオドロも蹴りの回転数と精度が挙げる。左ミドルを効かされ、アゴ先に蹴り足が入りそうになったケリーがローを返して前に。ダーティボクシングから離れたセオドロを足が揃った状態で殴りに行き、パンチを被弾したケリーだが、組んでボディロックから小外掛けてテイクダウンを奪う。
スクランブルでバックに回ったケリーがRNCへ。手首を掴み、サムアップで大丈夫だとアピールしたセオドロが胸を合わせて立ち上がる。ケリーは体落としを仕掛けるが、距離が離れており投げることはできない。残り1分、右ハイを繰り出したセオドロにワンツーを入れたケリーは、タイトに組むことができないままタイムアップを迎えた。
結果、30-26をつけるジャッジもおり3‐0でセオドロが判定勝ちとなった。