【UFN121】ジェイク・マシューズがベリチコビッチに競り勝ち3連敗を逃れる
<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ(豪州)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ボヤン・ベリチコビッチ(セルビア)
豪州の超新星も今や連敗中。そのマシューズが右を見せて組み付いき、ベリチコビッチをケージに押し込む。ケージを背に知って細かいパンチを入れつつシングルレッグを切っていたベリチコビッチが、つぎに尻餅をつかされバックを譲りつつケージ際へ。ベリチコビッチは胸を合わせて立ち上がるもケージを背中につけた状態が続き、残り75秒で背中をマットにつかされてしまう。
ハーフで抑えるマシューズに対し、ケージキックから足関節を狙ったベリチコビッチは、同時にカカトでマシューズの頭部を蹴っていく。リバーサル狙いに切り替えたベリチコビッチからマシューズがバックを取ったところで初回が終わった。
2R、飛びヒザから距離を詰めたベリチコビッチは、シングルレッグで倒される当時にギロチンを仕掛ける。後方回転からマウントを奪取したベリチコビッチは、頭を抜かれてもエルボーを顔面に落とす。背中を見せたマシューズに対し、バックマウントからベリチコビッチがパンチを打ち込む。後方に倒れ込み仰向けになったベリチコビッチは、再びうつ伏せにして背中を伸ばしにかかる。
必死に亀の状態を続けるマシューズは、ついに前方にベリチコビッチを落としにかかる。ここでマシューズの体を跨ぐように着地し、下にはならずスタンドをベリチコビッチが選択する。ニータップ狙いのような右オーバーハンドを当てたマシューズ、続く前進は足が遅れ気味になっていた。
最終回、思い切り右オーバーハンドを繰り出すマシューズは、そこからシングレッグ。さらにダブルレッグに移行してテイクダウンを奪う。ガードの中からエルオーを落とし、鉄槌を見せるマシューズに対し、ベリチコビッチはガードを解いて腰を切ると、そのまま後方回転で立ち上がる。ついてきたマシューズから逆にテイクダウンを奪ったベリチコビッチはバックマウントを2Rに続き奪取。
立ち上がりにかかるマシューズ、前方にベリチコビッチを落とそうとするがバックマウントをキープされる。さらに腰を上げて前方にベリチコビッチを振り落したマシューズがトップを奪い返す。ハーフから左のパンチを続けたマシューズだが、ベリチコビッチはキムラクラッチへ。マシューズはこれをふさいでワンフックでバックに。今度はベリチコビッチが腰を上げて、前方に落としにかかったが足を掴んだマシューズがバックマウントを続ける。
胸を合わせたベリチコビッチがトップになったのもつかの間、足を取ったマシューズがまたも上を取りタイムアップに。初回はマシューズ、2Rはベリチコビッチ、3Rはトップを取る動きとポジションを取った状態から打撃があったのがマシューズだったが……果てして。
ジャッジは分かれ、マシューズが接戦を制しウィナーコールともにマットに突っ伏し、涙を見せた。