【Road FC44】念願のロードFC初出場、岩田啓輔 「自分の力で呼ばれないと意味はない」
【写真】長時間の移動も、前夜の睡眠時間を調整し眠り続けることができたという岩田。空気が悪い街なので、撮影の時以外は部屋でもマスクを着用していた(C)MMAPLANET
11日(土・現地時間)に中国・河北(ホーベイ)省の石家庄(シーチャーチュワン)のホーベイ体育館でROAD FC44が開催され、岩田啓輔が念願の初出場を果たす。
本来はフェザー級の岩田だが、ライト級のホアン・ツェンユーとの対戦オファーを二つ返事で承諾した。ロードFC継続参戦を目指して。
――ロードFC出場を目標に掲げていた岩田選手ですが、その目標が達せられる時がきました。
「試合自体は1カ月前にぐらいに話をもらって、やっと現実になったと思いました。7月にパンクラスで中村(晃司)選手と試合をしたときに、CMAの諸岡会長から勝った方がロードFCに出場できると言われていたので」
――韓国、フェザー級でオファーがあるという頭だったと思います。
「いつも(桑原)清さんから、『チャンスはそうそう巡ってくるものじゃない』と言われていましたし、ライト級だから断るという気持ちは全くなかったです」
――通常体重はどれぐらいなのですか。
「71キロか72キロぐらいです」
――ではほぼ通常体重での出場になるとわけですね。
「そうですね、今日の朝で70.5キロだったので食事も摂れています」
――これまでライト級で戦ったことは?
「ライト級ではなくて、去年の7月に韓国のALL FCという大会では80キロ契約で試合をしました」
――80キロ契約??!!
「通常体重で戦うのは、減量がなくて普段通りの動きができているので調子が良いまま戦えます。ただし、今回もそうですが対戦相手は大きくなります。
土曜日の相手も身長が180センチなので、フェザー級にはなかなかいない長身の選手ですよね。目線が変わるでしょうが、その分テイクダウンは狙いやすそうです。
ただ、打撃系で組まれた後に差し返すことなく倒れないので、下半身は凄く強いと思います。でも楽しみです。中国で中国人選手と第1試合で戦うのは」
――この試合、どのように今後につなげていきたいと考えていますか。
「今回は諸岡会長の力で呼んでもらうことができました。なので、しっかりと勝って『この前、勝った選手』という形で次にロードFCに呼ばれ、そして『岩田啓輔』として、自分の力でオファーが届くようにならないと意味はないと感じています。
そうなるために土曜日はKOで勝って、インパクトを残さないといけないです。またロードFCで戦うことができるようになるために、結果を残すだけです」
■ROAD FC44対戦カード
<無差別級/5分3R>
アオルコロ(中国)
藤田和之(日本)
<ライト級T準決勝/5分3R>
シャミール・ザフロフ(日本)
アマチュシン・フーヘンフウ(モンゴル)
<ライト級T準決勝/5分3R>
下石康太(日本)
バオ・インカン(中国)
<ライト級T準決勝/5分3R>
ホニ・トーレス(ブラジル)
トム・サントス(ブラジル)
<ライト級T準決勝/5分3R>
マンスール・ベルナウイ(フランス)
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
<72キロ契約/5分3R>
シャ・イーラン(中国)
SHUNYA(日本)
<無差別級/5分2R>
ウー・ラーハン(中国)
ワン・イーチャン(中国)
<無差別級/5分2R>
桑原清(日本)
マ・アンディン(中国)
<女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
アリーニ・サテルメイヤー(ブラジル)
<バンタム級/5分2R>
ウー・ジェ(中国)
ウー・シャオロン(中国)
<バンタム級/5分2R>
根津優太(日本)
バーサンクフー・ダムランプレウ(モンゴル)
<ライト級/5分2R>
岩田啓輔(日本)
ホアン・ツェンユー(中国)