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【ONE61】内藤のび太への挑戦権獲得へ、鈴木隼人がアレックス・シウバと対戦

Hayato Suzuki vs Alex Silva【写真】シウバにしっかりと勝利し、内藤のび太の持つONE世界ストロー級の王座挑戦を手にしたい鈴木隼人 (C)ONE

10日(金・現地時間)、フィリピンはマニラのMOAアリーナで開催されるONE61「Legends of the World」に日本から鈴木隼人が出場し、アレックス・シウバと対戦する。


8月のONE初陣でジョシュア・パイオを初回RNCで下している鈴木は3カ月のインターバルでシンガポール在住のブラジリアンシウバと戦う。チャンピオン内藤のび太に昨年10月に挑戦し、3RでRNCを極められた相手に初回で勝利したこと鈴木だが、ONEのチャトリ・シットヨートンCEOは「スズキが世界王座に挑戦するなら、あと1試合は必要」と同大会の記者会見で語っていた。

裏を返せば、今回の試合をクリアすればONEでは2度目となる日本人同士の世界戦が組まれる可能性が高まることになる。対戦相手のシウバはイヴォルブMMA所属の黒帯柔術家でMMA戦績は5勝1敗。一時期、イヴォルブを離れ香港のジムで柔術の指導を行っていた時期もある。

MMA6戦のうち、フィリピン人との対戦が5度で4つの勝ち星を挙げており、うち3人がレネ、ルエル、そしてロビンのカタラン兄弟との試合だった。3兄弟と戦うというほとんど耳にしたことがない戦績の積み方をし、それぞれ腕、足への関節と絞めで一本勝ちを収めている。打撃に定評がある兄弟にサブミッションの勝利、さらにタイトル挑戦経験のあるロイ・ドリゲスもRNCで勝利しているものの、組み技への耐久力のあるゲヘ・エウスタキーオには下になる展開も多く、判定負けを喫している。

鈴木と過去勝利した対戦相手の組み技の能力の差は明白。また、テイクダウンに失敗すると引き込む習性もあるシウバだけに鈴木はローに気を配り、テイクダウンを決めた後は腕十字とそこからの連携のフラワースイープに注意して戦えば、勝利は確実に近づいてくるはずだ。

■ ONE61対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
[挑戦者]マーチン・ウェン(豪州)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] ダニー・キンガド(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
ケヴィン・チュン(米国)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
鈴木隼人(日本)
アレックス・シウバ(ブラジル)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
アナトポン・ブンラド(タイ)
リース・マクラーレン(豪州)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
チャオ・チーカン(中国)
タイ・リチ(カンボジア)

<女子アトム級(※56.7キロ)/5分3R>
ジナ・イニオン(フィリピン)
プリシーナ・ジャオル(インドネシア)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
ジョシュ・パシオ(フィリピン)
ロイ・ドリゲス(フィリピン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シャー・チャオ(中国)
ケルヴィン・オン(マレーシア)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
パン・シューウェン(中国)
ファット・ソーダ(カンボジア)

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