【UFN118】コバケビッチが母国のファン前でエスキベルを完封
<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョディ・エスキベル(米国)
コール時にケージにもたれて笑顔を浮かべるコバケビッチ。試合が始まると、すぐにワンツーをエスキベルに打っていく。エスキベルは前蹴り、スピニングバックフィストを狙うも距離が合わない。それでも左フックを入れたエスキベルは回りながら試合を組み立て、ステップインからパンチを打って離れる。カウンターが当てにくいコバケビッチは、自分から前に出て前蹴り、そして右を伸ばす。
パンチをまとめるようになったコバケビッチは顔面、ボディに打ち分け、ハイキックを繰り出す。エスキベルも蹴り足をキャッチしてパンチを入れるが、逆にコバケビッチは蹴りをキャッチして、ハイキックを狙う。エスキベルの一発に、3発ほどパンチを入れるコバケビッチが初回を取った。
2R、エスキベルの組みを切ってパンチを連打し、前蹴りで突き放すコバケビッチ。エスキベルは回りながら、一発を放り込むように繰り出すが、首相撲に掴まりヒザを連続で受ける。さらにパンチを連弾したコバケビッチに対し、エスキベルが組んで息を整える。両者が離れると、再びヒザを突き刺したコバケビッチはハイから、パンチを連打する。
ここも組み付いたエスキベルに首相撲&ヒザ、そしてヒジをいれる。真っ直ぐ突っ込んでくるエスキベルにパンチを当て、足払いでテイクダウンを奪うと腕十字の体制に入ったコバケビッチは、時間にフィニッシュを阻まれるも試合は一方的な展開になってきた。
最終回、コバケビッチは左ジャブを当て、右アッパーを打ち込む。さらにローに右を合わせる。エスキベルが組んできても、カットしてヒザをボディに突き上げる。パンチの距離、ヒザの距離、そのタイミングを掴んでいるコバケビッチは後ろ回し蹴りを繰り出すほど。
ワンツーで前に出るコバケビッチは、エスキベルを相手にしない。構えを変えて蹴り、ヒザを打ち込む。首相撲&ヒザ、離れたころでパンチの連打。これを嫌がり、エスキベルが組んでくるとヒザ蹴りと、完全に自分のパターンに相手をはめ込んだコバケビッチは、動きが落ちることなく戦い抜き、文句なしの判定勝ちを収めた。