【Grachan31】手塚基伸が佐々木郁矢にパウンドでTKO勝利
【写真】快勝した手塚。三島☆ド根性ノ助、岸本泰昭とともに(C)KAORI SUGAWARA
15日(日)、東京都江東区ディファ有明でGrachan31が開催された。ダブルメインイベントが行われた同大会はバンタム級戦で佐々木郁矢×手塚基伸、前フェザー級チャンピオン大澤茂樹も5月に阪本洋平に敗れてからの再起戦で、GRACHAN初参戦の鍵山雄介と対戦をした。セミではルクク・ダリもマジョリティ判定で勝利し、連勝を6に伸ばしている。
上記3試合のレポート、まずはバンタム級佐々木×手塚の一戦をお届けしたい。
<バンタム級/5分2R>
手塚基伸(日本)
Def.1R3分45秒by TKO
佐々木郁矢(日本)
佐々木はマットを叩いてケージに入場しコーナーで「ヨシッ」と気合いを入れると、手塚は手を腰に当て、天を仰ぎつつ佐々木を睨みながらケージを一周する。レフェリーから促され、目とグローブを合わせて試合が始まった。
パンチを出していく佐々木に手塚はダブルレッグを仕掛け、首を抱えてきた佐々木のワキを潜ってバックに回りつつ自ら後方に倒れ込むようなかたちになり、トップポジションを取ることに成功する。バックを取られそうになり、上を向いた佐々木はコントロールする手塚に対し、ブリッジをして隙間を作ろうとするも、手塚がマウントの体勢に。ここから手塚はパウンドを連打し、佐々木が背中を向けたところでレフェリーストップとなった。
勝利した手塚は「今日はご来場ありがとうございました。コブラ会の手塚基伸です。試合時間が短かったのでちょっとだけ話をさせて下さい。今年で30歳になり、色々な状況が変わって来ました。結婚もしたし、今年の5月には地元でファイティングリプルを立ち上げ、子供達に格闘技を教えています。ちょうどベルトも無くなったし、UFCの貯金も使い果たしました。元々格闘技は30歳までと思っていたので、どうしていこうかなと思っていました。
今日の勝ち方が良かったからではないですけど、俺はここでしか生きられないし、格闘技がないとダメな人間です。グラチャンが使ってくれるのなら縋ってでも格闘技界に生き残ります。この試合がプロで49戦目で、来年は50試合目を迎えます。まだまだ格闘技がやれる年齢だと思うので、これから盛り返していけるように続けていきます。応援宜しくお願いします。ありがとうございました」と述べ、ケージを後にした。