【UFC219】掉尾を飾るイベントでドミニク・クルーズ×ジミー・リベラ戦、実現!!
【写真】胸躍るバンタム級の1戦が2017年ラスト大会で組まれる(C)KEITH MILLS & MMAPLANET
27日(水・現地時間)、UFCが12月30日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行う2017年掉尾を飾るビッグショー=UFC219の対戦カード第一弾として、ドミニク・クルーズ×ジミー・リベラのバンタム級マッチを始め3試合を明らかとした。
コナー・マクレガー×ネイト・ディアズIIIが組まれるのか──など、既にPRが開始されていたイベントで、まず決定したのはドミニクの復帰戦となった。度重なる負傷と長期欠場を繰り返しながら、WEC時代からバンタム級の頂点に君臨し続けたドミニク。タイトル返上を挟み、6年に渡る政権を昨年の年末イベントでコディー・ガーブラントに明け渡した。
あれから1年、王座奪回に向け動き始めたドミニクと対戦するリベラは現在20連勝中で、UFCでも5連勝──通算戦績21勝1敗のファイターだ。ここ2戦ではユライア・フェイバー、トーマス・アルメイダを倒しており、王座挑戦が実現しておかしくない戦績を残している。
バンタム級世界王者ガーブランドは本来、7月のUFC213でTUF25コーチ対決として旧チームメイトで元バンタム級世界王者TJ・ディラショーの挑戦を受ける予定だったが、背中の負傷でキャンセルしている。その両者が、11月4日のMSG大会で対戦することを考えると、この試合の勝者が次期チャレンジャーとなることはまず間違いないだろう。
革命をもたらしたスイッチとサークルを駆使するシャッフルMMA=ドミニクと、やや遠目のレンジながら一拍で踏み込みと打撃を消化するクイックなリベラ。ガーブラントとは違うボクシング・ディフェンスを誇り、またテイクダウンディフェンスの強さを持ち合わせるリベラをドミニクが如何に攻略するのか。またリベラがドミニクの動きをどのように封じ込めようとするのか──非常に楽しみな一戦だ。
この他、今やUFCに於いて誰よりも流れるようなグラップリングを見せることができるシンシア・カルヴィーロがUFC4戦目にして元世界王者カーラ・エスパルザと対戦する女子ストロー級マッチ、さらにスクランブルMMAの権化ルイス・スモルカがマテウス・ニコロウと戦うフライ級戦も発表されている。