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【UFN115】華麗な蹴り技に、レスリングの切り返し&フィニッシュ。マゴメドシャリポフ大勝!!

<フェザー級/5分3R>
ザビット・マゴメドシャリポフ(ロシア)
Def.2R4分22秒by RNC
マイク・サンチアゴ(米国)

12日前のDWTNCS07で1RKO勝ちも契約できなかったサンチアゴが、ニック・ヘインの代役でオクタゴンデビューをACBフェザー級王者マゴメドシャリポフ相手に手にした。左サイドキック、スピニングバックキックを繰り出したマゴメドシャリポフ。サンチアゴは左ローを返し、左ミドルを蹴っていく。ワンツーから組み付いたサンチアゴ、マゴメドシャリポフは体を入れ替えて小手投げを打つ。同体で倒れ、同時に立ち上がった両者。打撃の間合いになると、マゴメドシャリポフが後ろ回し蹴りを狙う。

前に出てきたサンチアゴにアッパーを入れたマゴメドシャリポフが、空振りに終わるがケージを使った三角蹴りを繰り出す。パンチを当て、組んできたサンチアゴに首相撲からヒザ蹴りを見舞っていく。右腕を差してクリンチからテイクダウンを狙うサンチアゴだが、左ミドルを蹴り込みすぐにクリンチへ。ウィザードが強いマゴメドシャリポフは、ヒザ蹴りを返し態勢を入れ替えて離れる。右ハイ、サイドキック、テコンドー流の飛び後ろ回し蹴り=ティオティトラチャギのような蹴りからパンチを入れ、テイクダウン狙いにもスイッチでバックを伺うなどマゴメドシャリポフが強さを見せつけた。

2R、サンチアゴはエルボーから組みに行くもマゴメドシャリポフが逆にケージに押し込む。離れてパンチの打ち合いの中でサンチアゴのテイクダウン狙いに対し、マゴメドシャリポフは肩にしっかりと座ってシングルを防ぎ、そのままバックへ。サンチアゴとケージの間に入ろうとしつつ、パンチを打ち込むマゴメドシャリポフがついにバックを取る。

サンチアゴもフックを許さず粘るも、バックからのクレイドルという珍しい攻めをマゴメドシャリポフが見せる。スクランブルからバックを許しそうになり、一旦はガードを取ったサンチアゴ。続くスクランブル狙いにはバックを譲る。右のパンチを入れ、RNCを狙ったマゴメドシャリポフは一度は上を向いて逃れたサンチアゴのバックに回り切らず、かなり横のポジションから一気に喉下に腕を滑り込ませてタップを奪った。ロシア版・技のおもちゃ箱、マゴメドシャリポフがインパクト大なUFCデビューを飾った。

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