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【Pancrase289】仙三、フルマークでマモルを倒し新フライ級KOPに君臨

<フライ級KOPT/5分5R>
仙三(日本)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
マモル(日本)

左ジャブを見せた仙三、その左ジャブにマモルは左ミドルを合わせる。右を当て、ジャブを見せた仙三の右フックでマモルがダウンする。追撃のパンチを振るう仙三にダブルを仕掛けたマモルがテイクダウンに成功。立ち上がって距離を取る仙三の右に、マモルはダブルレッグもテイクダウンは取れない。構えを変えて右ストレートで再びマモルの腰を落とさせた仙三は、ダブルレッグを受け止めてヒザ蹴り。離れて、背中を見せるなど変則的な動きも見せる仙三は右フックにダブルレッグを合わされても倒されず、初回を取った。

2R、ローを蹴ったマモルは、左ミドルからダブルで仙三をケージに押し込む。回って離れた仙三に左フックを当てたマモルだが、続けて右ジャブを被弾する。左ジャブをダブルで入れた仙三の左に、マモルが左ミドルを蹴る。左ジャブでマモルの前進を止める仙三。右ストレートのフェイクに大きく反応したマモルが右を当てる。さらに右を当てたマモルだが、仙三も右をヒットさせこの回も満票の指示を得た。

3R、仙道は右ストレートを打ち、左ジャブから右を再び放つ。マモルも右エルボーを入れて右ロー、次のダブルは切られる。マモルは左ミドルを蹴ると、仙三はサウスポーに構える。オーソに戻した仙三は飛びヒザを見せ、左ミドルに右ストレートを打っていく。右ローを2発蹴った王者だが、続く前進に左を合わせられる。ダブルを切り、ヒザをボディに入れた仙三が右ストレート、左フック、右ローと攻撃の手を緩めない。さらに左ジャブを当てた仙三はマモルの左ミドルにも、左フックを伸ばす。左ジャブを連続で当てたチャレンジャー、ジャッジは3者とも3ラウンド連続で仙三に10-9のスコアをつけた。

4R、マモルは左フックを当てて、左ミドル。仙三は組んでヒザを見舞う。首相撲でも優位に立てないマモルは厳しい展開が続く。徹底的にダブルレッグをスプロールし続ける仙三が左ストレートを当て、クリンチになるとヒザを入れて離れる。マモルも左フックをヒットし意地を見せるが、組んでから離れ際の左ハイは空振りに。残り1分を切り、パンチをまとめた仙三はジャブ、ワンツー、組んでヒザと攻め続け、満票を維持したまま最終回へ。

5R、両者の右が交錯。仙三は引き続き左ジャブをダブルで当て、右ストレートへ。マモルはダブルを切られても、前に出て左ミドルを当てる。仙三のテープが解け、これをカットするためにインターバルが与えられる。マモルも新たにテープでグローブを固定し、試合は最後の3分へ。仙三は距離を取ることなく、これまで通りジャブを放つ。マモルも右を返すが、右を当てられ動きが落ちる。足を止めての打ち合いでは左が相打ちとなり、マモルは右エルボー。縦ヒジも見せたマモルは、シングルでドライブしヒザをボディに入れる。仙三のワンツー、ジャブに組んだマモル。両者離れ際に拳を振るい、仙三は最後も距離を詰めて右を打ち込んで、試合終了に。

フルマークの判定勝ちで新フライ級王者となった仙道は「マモルさん、本当に感謝したいです。ありがとうございました。パンクラスのチャンピオンになれて本当に嬉しいです。自分も今、34歳でいっていますが、18歳ぐらいの気持ちで一番強くなっています。日本で仙三が一番のストライカーだと言われ、UFCへ行きたいです。まだまだ弱いところだらけなので、もっと強くなれます」と話した。

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