【ONE56】抑揚のない一戦はアタイジが、パスタルナックに判定勝ち
<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
レオナルド・アタイジ(ブラジル)
Def.3-0
ミカル・パスタルナック(ポーランド)
左フックから右を狙ったアタイジ、再度右を振るっていくがパスタルナックがダッキングでよける。アタイジの右ハイをブロックしたパスタルナックは右フックに右を合わせようとする。飛び込んでパンチを振るうアタイジだが、待ちの態勢のパスタルナックは下がりながらカウンターの右をかぶせようとする。残り2分になり、ようやくアタイジの右がパスタルナックの顔面を捉えるも、パスタルナックも右を当て動きの少ない初回は最後にもう一度パスタルナックが右のカウンターを当てて終わった。
2R、パスタルナックの右にアタイジが今度は右を合わせる。やや距離が近づくと、パスタルナックはワンツーを空振りする。グラップラー同士の単発の打撃戦、パスタルナックが右フックのカウンターを入れる。頭から先に突っ込むような右オーバーハンドをヒットしたパスタルナックは単発ながら左も届かせる。アタイジは左フック、右アッパーが届かなかったが、残り30秒でテイクダウンを決める。ハーフからパンチを落としたアタイジが右エルボーを落とし攻勢点を稼いだ。
最終回、左ストレートを繰り出すパスタルナックは右に回りつつ、アタイジのパンチをかわしてタッチボクシングを続ける。両者、時折りか前を変えながら、同じようなリズムでパンチを伸ばし、抑揚のない試合に。アタイジの右ボディが急所に当たるが、すぐに試合は再開。残り1分になり蹴りやヒザを交えるなど、ややペースが上がり、アタイジが左を―を敢えて右ストレートをヒット。パスタルナックの腰高のダブルレッグを切ったアタイジが最後に左ローを入れ、山場のない勝負はタイムアップに。アタイジが3-0で判定勝ちした。