【RFC 40】キム・ヘインと対戦、ライカ「最高のパフォーマンスをするだけです」
【写真】眠れなかったと話していたライカだが、コンディションは良さそうだった(C)KAORI SUGAWARA
15日(土・現地時間)、韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるROAD FC 40で、韓国でMMA通算3試合目(ROAD FCでは2戦目)を迎えるライカは、テコンドー出身のキム・ヘインと対戦する。
その彼女をオフィシャル計量直後にキャッチし、今回の試合への課題と意気込み、MMAに対する気持ちの変化を訊いた。
──昨夜はゆっくり眠ることができましたか。
「全っ然寝られてないです。ちょっと休んで、夜から少し体を動かしたり半身浴でずっと最後の体重を落とすという感じでした。でも、なかなかうまく落ちなかったり、ずっと体が火照っていたせいで、ほとんど寝られてないです。
ホテルの部屋の中でシャドウしたりちょっと動いたりして、そのあとはもう、11時過ぎ12時前くらいまでお風呂に半身浴で浸かっていました。朝方、やっと2時間くらい寝られたかなという感じですね。それで朝起きて、また体重を落としました。
体重が500グラム・オーバーまでOKということを知らなかったんですよ。それで57キロまで落としちゃったんです。知っていれば……ぶっちゃけ500グラムって大きいじゃないですか。ここで予備計量した時に『あと500(グラム)行けるよ』と言われて、速攻、500CCの水分を摂りました。まあ、しょうがないですね。損した気分だけど(笑)」
──今朝、水抜きもされたということですよね。女性で水抜きをするというのは大変ではないですか。
「ですよねえ。体調が良くてすんなりと汗が出てくれれば全然できるんですけど、ホルモンとかいろんな影響で汗が出なくなったらやっぱきついですよね。もう一番それがしんどいです」
──そのスムーズに出来るか辛くなるかというのは、当日になるまで分からない?
「分からないです。環境によって落とし方も若干変わってくるというのはありますね。その時の状態だったり、やり方によっても違います。韓国ではお風呂やサウナの温度も違うじゃないですか。日本でやってるやり方とも違うし、そのせいで落ちやすかったり落ちにくかったりしますし。でも、そこに合わせてやるしかないから……」
──明日の試合のコンディションには影響なさそうですか。
「今日ゆっくりリカバリーすれば問題ないでしょう。 元に戻ります。今はまだそんなに固形物を食べたいと思わないんで、とりあえず水分とエネルギーゼリーを摂りました。今は水分でお腹パンパンなんで(笑)、ちょっと落ち着いて体を休めて、汗が出るようになってからから食事をしようかなと思っています」
──明日戦うキム・ヘイン選手はテコンドー出身です。
「この数戦は打撃の選手とやっているんで、また打撃の選手ですけど、自分は普通にやるだけかなと思っています」
──対戦相手のホーム、つまりライカ選手にとってのアウェイで試合をすることについてはいかがでしょうか。
「アウェイだと普通じゃ勝てないというのがあるじゃないですか。倒さないと勝てないし、圧倒しないと勝てない。いろんな状況も違うじゃないですか。会場、時間、ホテル、全て、こういう計量までの準備とかも全部違うけども、自分はそれに全部合わせて、リングに上がってしっかり自分のやることをやっていこうっていう感じですよね。いつも通り自分の最高のパフォーマンスをするだけです」
──現在3連勝中です。勝ち続けている半年間、何かこれまでの違いがあったのでしょうか。
「うーん……。特に変わったことはないです。打撃の選手とばかりやっているというのもあるんですけど……。最初は自分の中でMMAというものをずっとわかんない中でやっていたんですけど、戦っていくことで理解できたのかなという感じはします。
今、3連勝していてもちろん、明日は4連勝目を獲りにいこうと思っているんですけど、自分の形というか自分のスタイルというモノが一つ一つ、出来てきている。一つずつ試しながら今回はこれができなかったから練習の中でそれを作って、また次の試合で『じゃあ今度はこういうことを試そう』という風に、一つずつ自分のMMAというものを完成させていこうと思っています」
──では明日はどのようなMMAを見せたいですか。
「やっぱり自分の得意の打撃──これまでもパンチをまだまだ全然、活かしきれてない。何が来るかわからないから怖くてパンチが打てないというので散々やられてきているんですけど、それを少しずつ克服しているので、明日は自分が本当に得意なパンチを活かして、しっかりやってきたいと思っています」
──それでは最後にファンの方へ向けてメッセージをお願いします。
「見応えのある試合をするんで、明日は応援宜しくお願いします!!」
■ROAD FC40計量結果
<Road FC無差別級選手権試合/5分3R+Ex1R>
[王者]マイティー・モー: 129.9キロ
[挑戦者]カン・ドングク: 107.6キロ
<ライト級T1回戦/5分3R>
佐々木信治: 70.5キロ
アマチュシン・フーヘンフウ: 70.4キロ
<ライト級T1回戦/5分3R>
ナム・ウィチョル: 70.5キロ
トム・サントス: 70.0キロ
<ライト級T1回戦/5分3R>
ホニ・トーレス: 70.2キロ
エルヌール・アガエフ: 70.5キロ
<ライト級T1回戦/5分3R>
下石康太: 70.3キロ
パク・デソン: 70.3キロ
<ライト級T1回戦/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン: 70.5キロ
トニーニョ・フリア: 70.5キロ
<ライト級T1回戦/5分3R>
キム・チャンヒョン: 71.4キロ
マンスール・ベルナウイ: 70.2キロ
<ライト級T1回戦/5分3R>
シャミール・ザフロフ: 70.5キロ
レオ・クンツ: 71.1キロ
<ライト級T1回戦/5分3R>
バオ・インカン: 70.4キロ
レイドン・ロメロ:69.4 キロ
<ミドル級/5分3R>
福田力: 84.5キロ
キム・フン: 84.5キロ
<女子フライ級/5分2R>
ライカ: 57.3キロ
キム・ヘイン: 57.5キロ
<ライト級Tリザーブマッチ/5分2R>
ジョン・ドゥジェ: 70.4キロ
アレクサンダー・メレスコ: 70.4キロ
<ライト級Tリザーブマッチ/5分2R>
イ・ヒョンソク: 70.5キロ
パク・へジン: 69.9キロ
<ミドル級/5分2R>
イム・ドンファン: 84.1キロ
キム・ジフン: 83.8キロ