【Deep Cage】ウェルター級T決勝で長谷川賢と戦う、住村竜市朗 ─02─「ベルトを淡路に持って帰る」
【写真】 確かな自信を感じさせる住村。長谷川の組み、そして寝技にどう対処できるかが勝負の鍵を握ることになるだろう(C)MMAPLANET
15日(土)に東京都文京区・後楽園ホールで開催されるDEEP CAGE IMPACT 2017。同大会のウェルター級GP決勝=DEEPウェルター級王座決定戦で長谷川賢と対戦する住村竜市朗インタビュー後編。
同トーナメントで大穴、あるいはノーマークの立場から勝ち上がってきた住村には、淡路島在住の意地とともにケージに足を踏み入れる。
<住村竜市朗インタビューPart.01はコチラから>
──トーナメント決勝で、ベルトが掛かる王座決定戦でもあります。
「僕は淡路島でやってきて……色んな人に支えられて、ここまでやって来ることができたので、取り敢えずは形になるモノが欲しいです。とにかく長谷川選手に勝たないと、何をいっても始まらないです。
そうですね……ベルトはこれまでサポートしてくださった人に恩返しがしたいので、絶対に獲ります」
──長谷川選手は既に9月のUFCが視野に入っています。
「試合が決まっているのに、その先がもうあるって関東の人は考え方が違うんですかね。まぁ、長谷川選手はこれまで1敗しかしていないとか言っても、こんな言い方するとアレですけど、メガトン級じゃないですか。言うてみたら、そんなにレベルが高いモノじゃなかった。
その後も中村和裕選手、中西良行選手に勝っているけど、自分の方が全然強いって思っています。悠太選手、奥野(“轟天”泰舗)選手も強かった。
僕の方が厳しい相手とやってきました。もともと長谷川選手と悠太選手を決勝で当てるようなトーナメントで、僕は大阪大会要員で。でもその一角を崩せた……ここで勝てたことは大きいです。
ウェルター級で僕と同じ体重で戦えば、僕の強さを分かってくれると思うので。しっかりと勝ちたいと思います」
──地方在住の意地がある?
「それはあります。絶対に舐めているだろうし。田舎でも死に物狂いで練習したら、ここまでやれるぞっていうのを長谷川選手に見せたいです。関西と関東じゃ、やっぱり環境も境遇も違うから、ここで僕が勝ったら面白いなぁって思います。
淡路で早朝からの仕事なので、大阪や神戸に練習に来ることができていますが、やっぱり車の運転も気を付けないといけないですし、疲労も溜まります。でも、だからこそ……それでも勝てるんやと証明したいです。僕が選んだ道なので。
今、修斗は77キロがあんまりないですけど、DEEPとパンクラスはウェルター級が盛んになってきているので、淡路島在住でもできるんやっていうのは、ホントに思いながら戦っています」
──パンクラスのウェルター級も気になりますか。
「凄くなります。僕は組みより打撃が好きなので、打撃中心の選手も多いし気になっています。強い相手がいれば団体を問わず戦いたいです。
もちろんDEEPのベルトを巻いて、DEEP代表として戦いたいという気持ちはあります。他の団体をかき回したいですね。もっともっと強い選手、長谷川選手以上に強い選手がいるので戦っていきたいです。
今はフリーになっていますが、ここまで来られたのは須田さんのお陰です。ずっと練習に付き合ってくれるだけでなく、MMAファイターとして道を切り開いてくれたのも須田さんでした。淡路島から修斗と、今でいえばPXCのようなスーパーブロウルでチャンピオンになった。淡路にいてもできる。日本の老舗団体のベルトを淡路に絶対に持って帰ります」
──では最後に意気込みのほどをお願いします。
「基本アウェイやと思いますけど、試合が終わった時には皆から拍手してもらえるような激しい試合をするので、そこを見てほしいです」
■Deep Cage Impact対戦カード
<DEEPウェルター級王座決定戦/5分3R>
長谷川賢(日本)
住村竜市朗(日本)
<DEEPフェザー級王座決定戦/5分3R>
上迫博仁(日本)
石司晃一(日本)
<DEEPメガトン級選手権試合/5分3R>
シング・心・ジャディブ(インド)
ロッキー・マルチネス(グアム)
<女子47キロ>
しなしさとこ(日本)
太田千秋(日本)
<ライト級>
江藤公洋(日本)
ジョン・ソクチャン(韓国)
<バンタム級>
高野優樹(日本)
窪田泰斗(日本)
<フライ級>
石橋幸太(日本)
聡-S DATE(日本)
<ストロー級>
村元友太郎(日本)
川原波輝(日本)
<オープニングファイト バンタム級/5分2R>
小川顕広(日本)
白川“Dark”陸斗(日本)