【UFC213】メインの制空圏に入ったモハメドが、3‐0で削り勝ち
<ウェルター級/5分3R>
ベラル・モハメッド(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジョーダン・メイン(カナダ)
蹴りを交え左ジャブを放つメインに対し、モハメッドは右オーバーハンドを当てる。真っ直ぐ組みに来たモハメッドを切り返し、テイクダウンしたメインは寝技に移行しない。メインはロー、前蹴りをコンスタントに放ち、距離を詰めることができないモハメッドの遠い距離からのテイクダウン狙いをスプロールする。組んで即離れるという際に蹴りを見せたモハメッドは、近い距離からパンチを振るうように。
メインの前蹴りにもプレッシャーを強めたモハメッドがダブルでメインをケージに押し込み、スピニングバックフィスト。直後にクリンチを取り直しエルボーを入れた。
2R、左ジャブから左ローを繰り出すモハメッド。メインは左ローに続き、シングルレッグを見せる。左ハイを届かせたモハメッドはここからダブルレッグへ。ケージ際のクリンチの展開に大きくリフトアップしてテイクダウンを奪う。エルボーでカットがあるメインは、腹ばいから立ち上がり右を打ち込む。
ボディから左右のフックを入れるモハメッドは、さらにジャブからボディ、右ストレートを顔面に当てていく。ダブルを切られたメイン、明らかに動きが落ちている。左腕を指して右エルボー、ダブルレッグに移行してスラムに続ける。メインは立ち上がらず、バタフライガードへ。動きが落ちたメインに対し足を抜いてパンチを落としたモハメッドが完全にラウンドを取った。
最終回、モハメッドのダブルレッグにスイッチを見せたメインだが、バックを取ることはできずケージに押し込まれる。続くダブルにキムラクラッチで耐えようとしたメインは、息も荒く一旦ガードを取ってバックを預ける。モハメッドは両足をフックし四の字フック&シートベルトポジションに。メインは絞めだけ極めさせず、ポジションを返していくような動きは見られない。
そのメインが立ち上がろうとすると、モハメッドは自らフックを外しバックコントロールに。後方からヒザ、パンチを入れたモハマッドはメインが胸を合わせるとダブルレッグを仕掛ける。足を制さず、キムラを仕掛けるために寝技に持ち込めないメイン。最後はダブルからバックに回ったが、反撃の時間はなく判定負けとなった。