【PFL01】足下ツルツル、滑りまくる中でフィッチがチョークでフォスターから逆転勝利
<ウェルター級/5分5R>
ジョン・フィッチ(米国)
Def.2R3分12秒by サイドチョーク
ブライアン・フォスター(米国)
右のパンチを打ち込んだフォスターに対し、フィッチはヒザを返す。引き続き右を振るうフォスターのパンチを被弾しながらダブルレッグに出たフィッチは、ギドリンから頭を抜いてテイクダウンを成功させる。腰を切って腕十字狙いのフォスターはケージを蹴って左腕を極めかかる。背中を伸ばして腕を抜いたフィッチが抑えてラウンドが進む。
立ち上がる素振りを見せないフォスターは、スクランブルのなかでバックを譲るのを避けてラウンドを落とす判断をしたか。このまま初回が終わった。
2R、後ろ回し蹴りを繰り出したフォスターがスリップ。フィッチもテイクダウンを仕掛けてバランスを崩すなど、マットは滑りやすいか。と、フォスターの右を受けたフィッチがダウン。テイクダウンもギロチンからトップを許し、ヒザをマットについた状態で組みに行く。バタバタとして展開でパンチを被弾し、逆に腰をコントロールされたフィッチが下になる。
スタンドに戻ったフォスターは流血のフィッチに右アッパーを連続で当てて攻勢に出るが、ヒザ立ちで向き合った直後に、前のめりにバランスを崩し下になってしまう。フォスターは足をすくって十字へ。これを防がれシングルに出たところで、フィッチはバックコントロールから足をフックせずにRNCでタップを奪った。
「フィニッシュ? 僕はニンジャチョークって呼んでいるんだ。スケジュールが急に変わって90分も試合が早くなった。しかも湿度が高くて、マットがスリッピーでポスチャーも取れなかったんだ。打撃も大変だったよ」と試合を振り返った。