【Pancrase287】ハファエル・シウバの挑戦を受ける石渡伸太郎が公開練習「この試合のレベル見ておけよ」
【写真】インターバル中に笑顔を浮かべた石渡。左で倒すファイトを目指す──か(C)MMAPLANET
10日(水)、東京都渋谷区の総合格闘技道場CAVEで28日(日)に江東区ディファあり替えで行われるPANCRSE287において、バンタム級KOOPTでハファエル・シウバの挑戦を受ける石渡伸太郎が公開練習を行った。
通常3分×1Rのパッティングが多い公開練習だが、石渡は自ら2Rを志願し、鋭い左を新井誠介トレーナーの持つミットに打ち込んでいた。上田将勝、ビクター・ヘンリーを下し挑戦権を獲得したシウバ戦を前に、共同会見で石渡が何を語ったかを振り返りたい。
──今の調整具合はいかがですか。
「良い感じです」
──出稽古も含め、どのような練習をしていますか。
「今、あまり出稽古は行っていなくてCAVEとOTOKOGI、それと自分1人でやっています。シャドーをしたり、コンディショニングをしたり」
──1人でトレーニングをするのは?
「基本を大切にしているからです」
──ではタイトル戦に挑む心境は?
「本当に最強の挑戦者なので……。挑戦者のつもりで……は戦わなくて(笑)、チャンピオンというモノを見せつけやろうと思います」
──挑戦者としての戦い方とチャンピオンとしての戦い方はどのように違うのでしょうか。
「何か……(笑)、ちゃんと強さを見せて、お前より強いというのを見せつけて勝ちたいです」
──立場が違うのと同様に、相手が日本人であったり、外国人であることなども気持ちが違ってきますか。
「そうですね、結構、挑発されると乗ってしまうので」
──今回、国際戦で受けて立つ立場の難しさは?
「シンプルにメチャクチャ強いし、世界的に見ても名前もあるので、ソイツを蹴っ飛ばしやろうという気持ちでいます。モチベーションは高いです。凄く集中しています」
──挑戦者ハファエル・シウバの印象を教えてください。
「本当に強いです。穴が少なくて、本当に強いです」
──どのような試合展開を考えていますか。
「単純に寝てるか、立っているかの試合になると思います。立っている時間が多ければ俺が勝つだろうし、寝ている時間が長ければ向こうが有利でしょうし」
──そこはスクランブル戦ではなくて、ハッキリする形ですか。
「ハッキリさせたいですね」
──意識して取り組んだことなどありますか。
「基本を一から見直したことですね。基本が崩れると、全てが崩れてしまうのでそこをひたすら調整してきました」
──基本というのはどういう部分の基本なのでしょうか。
「全部です。パンチの打ち方、蹴り方、ステップの仕方。立ち方ですね」
──タイで練習していたようですね。
「3月末ぐらいから3週間ほど。ひたすら走って、サンドバッグを蹴って……。多い日は1日に20キロぐらいは走っていました。ムエタイのジムに行っていたので、立って打撃で戦いたいです」
──他のリングでバンタム級が話題になっていますが、気になることはありますか。
「この試合のレベル見ておけよって感じです」
──タイトル戦の先に見据えるモノは?
「存在感を見せたいですね。日本のなかで、世界のなかで。両方に示すことができる相手だと思うので。皆が忘れているかもしれないので存在感を出したいです、試合から遠ざかっていたので」