【UFN108】距離が縮まらないファイト、能動態のドッドソンが受動態のワインランドを下す
<バンタム級/5分3R>
ジョン・ドッドソン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
エディ・ワインランド(米国)
頭を振って左ジャブから右ストレートを伸ばすワインランド。ドッドソンは左ミドルを入れる。距離の測り合いが続くなか、ドッドソンが左ボディストレートを狙う。距離を詰めようとするドッドソンと、打った場所に留まらないワインランド。ドッドソンのテイクダウン狙いを切ったワインランドは再び距離を取る。リーチの長いワインランドのレンジに入ろうとするドッドソンが、左ボディを放つ。残り10秒を切って左を顔面に届かせたドッドソンのラウンドとなったか。
2R、ジャブの数が増えたワインランドに対し、ドッドソンは小刻みに頭を振って前に出る。左ミドルを蹴ったドッドソンは、前蹴りも見せる。動きは多いが、手数は少ないワインランドはドッドソンの左ミドルに左フックを合わせようとする。さらにドッドソンの左ハイをキャッチしてテイクダウンを狙うワインランドだが、全て受動態の動きだ。
最終回、序盤は手数が増えたワインランドが、ドッドソンの前進に左を合わせる。落ち着くと、また受け身の打撃となるワインランド。ドッドソンもなかなかその結界を破ることは難しい。それでもドッドソンはジャブを3つ続けて前に出る。さらに右の蹴りも狙ったドッドソンの方が印象点を稼げている。
インパクトのある攻勢点が必要なワインランドだが。これは残り10秒まで試合が動かないパターンか。最後の10秒も距離が近付かなかった一戦はドッドソンが勝利した。