【RFC37】ジャン・イクファン戦へ、計量直前の根津優太 「女子の前座? 狼煙をあげるのにちょうど良い」
【写真】計量前に快く取材に応じてくれた根津、頬がこけている (C)KAORI SUGAWARA
11日(土・現地時間)、韓国ソウルのグランドヒルトン・コンペンションセンターで開催されるROAD FC37=初のオール女子大会Road FC XX。そのプレリミと表現して良いYoung Gun32のメインに根津優太が出場する。
一昨年8月のロードFC初陣で豪快な右ハイキックKO勝ちをした根津だが、その後はムン・ジェフンに判定負け、さらにキム・ミンウには秒殺KO負けを喫してしまった。
3連敗は許さない状況で迎えるジャン・イクファン戦。本計量前にインタビューを了承してくれた根津の声をお届けしたい。
──韓国入りはいつでしたか。
「昨日の夜9時ごろですかね。体重も日本で落としてきて、あと300グラムぐらいで来ました」
──顔の輪郭がとてもシャープですね。
「体調も良いですしね。減量すると、最初に顔に出るんですよ。あと2時間ぐらいで計量ですけど、サウナとかに入ってヒィヒィ言いたくない人間なので、いつも直前まで走って落として、あとはもう、お風呂に使って水風呂でごしごしやっておしまいです。それで計量に向かいます」
──水風呂……。今回は本計量があって、午後からパブリック計量という流れになっています。
「そうなんですか? えっ、パスしても水を飲んじゃいけないってことですか?」
──そんなわけはないです(笑)。
「だったら何でも構いません。水を飲んだらダメだって言われたら、マジかってなりますけどね」
──では対戦相手のジャン・イクファン選手について印象を教えてください。
「チェックしています。去年の12月頃ですかね? SNSのメッセージで俺に対戦要求をしてきて。人が忙しい時期でも、そんなの関係なしですからね。『あんたは連敗している。俺は連勝している。俺の挑戦を受けろ』と。そんなのロードFCが決めることだからいつかやるでしょって返してやったんです」
──えぇ、でもそれで対戦が実現してしまうのですね。
「面識もなかったし、ビックリしちゃいましたよ」
──韓国入りしてから、彼には会いましたか。
「いえ、会ったら怒っちゃいますよね(笑)。とにかく勝たないといけない相手です。本当に──もう本当に。調子に乗らずに練習通りのことをやります。ちゃんと勝たないと。裏切っているんでね、周りを」
──試合で違うことをしてしまったのは、前回の試合などですか。
「その時の感情で行っちゃいました。その時の感情が強ければ強いほど『これで行く』ってなり、一回はその技を出さなきゃ気が済まなくなるんです。だから、今回はステップ、打撃から寝技に繋がる連動の部分だったり、練習してきたことを出します。色々と変わってきていると思いますし」
──細かいところの修正をしてきた?
「修正というより新しく取り入れたというか。これからまだまだ成長できると思うんで、その可能性をこの試合で見せないとしょうがないっスね」
──セコンドはいつも通り、斉藤良さんですね。
「いつも通りです。あの人がいないとね、精神的にも辛いと思うので。もう10年以上一緒にやってもらってます。昔の慧舟會の寝技を知っていますからね。守山(竜介・故人)さんがさんがいない今、それを教えてくれる人が他にいないので、週一で斉藤さんに個人的に教わっています」
──今回は女子大会の前座という位置でのファイトになります。
「この状況に関しては何も言えないです。前の試合の結果が結果なので。この状況から抜けだす、そのための狼煙をあげるには──今の俺にはちょうど良いぐらいですよ」
──では最後にファンにメッセージをお願いします。
「見てくれた人の明日の活力になるような試合をしたいです!!」
■Road FC37=Road FC XX01対戦カード
<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
カン・ジンヒ(韓国)
<女子46.5キロ契約/5分3R>
しなしさとこ(日本)
イ・イェジ(韓国)
<女子アトム級/5分2R>
パク・ジョンウン(韓国)
パク・ナヨン(フィリピン)
<女子アトム級/5分2R>
華DATE(日本)
イム・ソヒ(韓国)
<女子ストロー級/5分2R>
藤野恵美(日本)
ナタリア・デニソヴァ(ロシア)
<女子ストロー級/5分2R>
原田志保(日本)
シム・ユリ(韓国)
<女子50キロ契約/5分2R>
ホン・ユンハ(韓国)
ワン・シャンジ(中国)
■Young Guns 32 対戦カード
<バンタム級/5分3R>
根津優太(日本)
ジャン・イクファン(韓国)
<フライ級/5分2R>
朝倉海(日本)
アラテン・ヘイリ(中国)
<ミドル級/5分2R>
ジョン・ヨンジュン(韓国)
キム・ジュウォン(韓国)
<フェザー級/5分2R>
シン・スンミン(韓国)
ヤン・ジュンカイ(中国)
<フェザー級/5分2R>
朝倉未来(日本)
オ・ドゥソク(韓国)
<フライ級/5分2R>
キム・テギュン(韓国)
ワン・デユ(中国)
<フライ級/5分2R>
コ・ギウォン(韓国)
ユン・ホヨン(韓国)
<ミドル級/5分2R>
チェ・インヨン(韓国)
イム・ドンファン(韓国)