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【Road to ONE03】足殺し、格闘異文化交流戦=今成正和戦へ。根津優太「どっちに転んでも納得します」

【写真】写真は火曜日の記者開戦で。既にメラメラが伝わってくる(C)MMAPLANET

あと5時間で開演となるROAD TO ONE:3rd TOKYO FIGHT NIGHTで、今成正和と根津優太が対戦する。

J-MMA界を代表するローキッカーの根津と、ご存知足関十段の異名を取る今成の足殺し対決。今成が徹底的なマイペースな一方で、根津も自分を崩さない。

頑な決戦を前に、ABEMA格闘班とMMAPLANETの共同取材──で根津は何を語ったか。


──今成選手との試合が迫ってきました。調子の方はいかがですか。

「いつも通りですっ!!」

──根津選手にとっては昨年11月、プロ修斗で倉本一真選手に敗れて以来の試合ですが、この間に自粛期間などもありました。一家庭人であり、プロファイターとして考えるところもあったのではないでしょうか。

「そうですね、自粛期間は仕事をしていました。練習は週に1回できるかどうかでしたね」

──通常の練習ができるようになったのは、いつ頃からでしたか。

「暖かくなってきてからですかね」

──暖かくなってきてから……どんな時間の区切り方ですか(笑)。冬眠している野生動物じゃないですか。

「アハハハハ。スミマセン。7月になってからですね。試合のオファーがあると、受けられるかなっていうコンディションにはその時期からは持ってくるようにしいていました」

──MMAの練習を続けることに関して、勤め先の方では?

「理解してもらっています。自分の場合はプロ練だけで、一般の会員さんと交わることはないので、皆が普通以上に気に掛けていますからね。僕自身も家族が格闘技を好きだからやっていることを理解してくれているので、迷惑をかけることはできないです。

家族の理解があって試合に出ることもできるし、本当に仕事と練習と家を行き来するだけの生活です。だから今回の試合も、試合まで3週間強でも受けることが出来ました。

試合に出られるだけの練習ができていたので。8月1日の修斗だったら、試合ができるコンディションはなかったかと思います」

──Road to ONE、今成正和。このような大会、試合があることは?

「まるで考えていなかったです。次も修斗で試合をすると思っていました。だから連絡があった時は正直、『今成選手で、俺かよ』って(笑)。時間的にちょっと迷いましけど、試合がしたかったので時間を掛けずに決めました。65キロで戦える。61.2キロじゃないっていうのは大きいです。だから受けることが出来ました。

水抜きしてリカバリーして、66キロとか67キロだと一番調子が良いので。そこに近い体重でやることは大丈夫です。向うも同じ条件なので」

──では今成選手という存在は?

「有名な選手ですね。俺が格闘技をやる前から、足関十段として名前が出ていましたから」

──タイプ的には?

「これまで戦ったこともないです。練習は色々な人が協力してくれますが、やってみないと分からない。未知です。でも相手に合わせてもしょうがないし、普段の自分の動きをすることだと思っています。今成選手対策っていうのは、向こうに合わせることになりますからね」

──猪木・アリ状態でローを蹴る姿が浮かびます。

「それって普通の人だと楽しくないかもしれないけど、俺の場合は楽しいです(笑)。きっちりと倒さないといけない試合だし、よく見て戦います。あとは試合を楽しみにしていてください。勝負だからどっちに転んでも納得します」

──Road to ONEということで、ONEを意識することは?

「それはありません。仕事の関係で、あんまり空けることはできないですしね。機会があったら出たいですけど、普通に仕事をしていますから。試合のために海外へ行くというのは、会社に申し訳ないです。

それに海外でなくても、戦う場所はあるので。そうですね、修斗では上に行きたいですね」

──格闘技の大会は以前よりも、開催する方も色々とクリアすることが増えました。

「この状況で大会があり、試合に出たくても出られない人がいるなかで、機会が巡ってきたことは感謝しています」

──ひょっとして、コロナで先が見えないから俺の試合で元気になって欲しいというパターンですか……。

「そんなこと、俺が言うわけないじゃないですか。コロナとか関係なく……いつも通り、明日の活力にしてくれればと思っています」

──明日の活力にするには厄介な相手かと思いますが、ファンに一言お願いします。

「同じことを言うだけで、スミマセン。見てくれている人が明日の活力してほしいです。それだけです」

──向うは足関節、こっちはロー。足の殺し合いで負けませんとか……そういうキャッチーな言葉は……。

「言いませんっ!! まぁ、取られることもありますよ。でも、どういう形になって良いように練習はしてきました」

■Road to ONE03対戦カード

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
江藤公洋(日本)

<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
内藤のび太(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
今成正和(日本)
根津優太(日本)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)
KING強介(日本)

<キックボクシング・ストロー級/3分3R>
有井渚海(日本)
黒田直也(日本)

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