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【UFC FOX22】ペースを崩し切らず、持ち直したジョバーンがペリーを下す

<ウェルター級/5分3R>
アラン・ジョバーン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
マイク・ペリー(米国)

左サイドキックを放つペリー。前に出たところで、ジョバーンの左で腰が落ちる。すぐに態勢を整え直したペリーに対し、ジョバーンは左の蹴りのフェイント。続いて鋭い左ミドルを蹴り込む。左に回ってペリーの距離を外しつつ左ミドルを続けるジョバーンは左ハイから左ミドルへ。

それでも距離を詰めてパンチを振るうペリー憎む就いたジョバーンは、ダブルレッグでテイクダウンに成功する。スクランブルからスタンドに戻ったペリーだが、ジョバーンは引き続きミドルや前蹴りを当てる。ヒザ蹴りと左ミドルを入れたジョバーンは、右フックから逆に蹴りを受けて動き落ちる。それでもジョバーン左ミドルを見せるが、スピニングバックフィストを空振りしてバランスを崩す。ポイントはジョバーンだが、試合の流れはペリーに傾きつつある初回だった。

2R、ペリーは前に出てジャブ、左フックを繰り出す。ジョバーンは引き続き左ミドル。ペリーが右ミドルを返す。ペリーのプレッシャーが強まり、ケージに詰まってドタバタしたように見えたジョバーンだが、左を当てて盛り返すとダブルレッグへ。切って離れたペリーは左ジャブ、左の相打ちからペリーは右ハイを空振りする。

ペリーは右ミドルを蹴り込み、左フックで前に出る。ジョバーンが左フックを放つが、勢いが弱まっているか。左ミドルを蹴られてもペリーは前に出て右ボディフック、ジョバーンはそれでも左ミドルやハイを狙い、左ストレートでダウンを奪う。今度は劣勢のジョバーンが最後に取り返すラウンドとなった。

最終回、左ローを蹴るペリー。続いて右ストレートを伸ばす。ジョバーンはケージに詰まり、左へ回る。左ストレート、左ミドルで前に出たジョバーンの左ハイをペリーは打たれキャッチし損ねる。左ミドルに続き、ジョバーンの狙った右ハイは空振りに。それでもついに左ボディが効いてきたか、ペリーは腹を守るような構えになりパンチが伸びないように。

残り1分強、左ミドルを続けるジョバーンが左ストレートをヒットさせる。と、シングルレッグからボディロックでテイクダウンを仕掛け、手の出ないペリーの反撃の芽を摘む。最後の10秒は前に出て左ミドル、マットに手を付けての蹴りと勢いで完全にペリーを上回ったジョバーンが判定勝ちを決めた。


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