【UFN99】サクラメント在住=石原夜叉坊、見参!! 両刀使いのロボフを相手に、左は炸裂するか?!
【写真】メインカード出場も期待の高さの表われ。過去2戦の勢いを持続できるか──石原夜叉坊(C)UFC JAPAN PR
19日(土・現地時間)、英国(北アイルランド)はベルファーストのザ・SSEアリーナで開催されるUFC Fight Night 99「Mousasi vs Hall 2」。メインがミドル級=ゲガール・ムサシ×ユライア・ホールという昨年の日本大会の再戦が組まれた同大会には堀口恭司、石原夜叉坊が出場する。
ジュリアン・エロサ、ホラシオ・グティエレスと今年に入り2試合連続のKO勝ちを収めている夜叉坊は、そのグティエレス戦のボーナスでサクラメントにアパートを借り、拠点を北カリフォルニアに移した。北米で本気で勝つなら、北米に移る。20代のMMAファイターの世界的潮流に夜叉坊もATTに移籍した堀口に続き、乗ったことになる。
そんな夜叉坊と戦うアルテム・ロボフはコナー・マクレガーのチームメイトで、戦績は何と12勝12敗と五分のUFCでは非常に珍しいファイターだ。オクタゴンでも1勝2敗、夜叉坊としては負けていられない相手といえる。
ロボフは左右、両方の構えを使いこなすスイッチヒッター。重心は高く、ガードを下げてやや遠目の距離からサウスポーの時は右に傾きつつ左を打ち込み、オーソの時は左に体を傾けて右を打っていく。蹴りも両方の構えから蹴ることができるが、その多くは奥足の蹴りでミドルの時はさらに重心が高くなる。
サウスポーの夜叉坊に対し、ロボフが左右どちらの構えで戦うのか。サウスポーの時はミドルを蹴って来るような時があれば、左のカウンターを入れるチャンスだろう。前述したように頭を下げて距離を詰めてくるので、その場で待ち受けるのではなく、下がりつつ打ち終わりで体が起きたところでパンチを当てていきたい。
そのためにもケージを背負わず戦うことが夜叉坊には必要になってくる。また、相手の間合いになった時が、夜叉坊のパンチが届く距離でもあるが、頭を下げて拳を振るうのは厳禁だ。誘い込んでのパンチに磨きが掛かる夜叉坊、サクラメントで一回り大きくなったファイト=ベルファーストの女性にモテる試合になることを期待したい。
■UFN99対戦カード
<ミドル級/5分5R>
ゲガール・ムサシ(オランダ/5位)
ユライア・ホール(米国/10位)
<ライト級/5分3R>
ロス・ピアソン(英国)
スティーヴィー・レイ(英国)
<ヘビー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)
ティモシー・ジョンソン(米国)
<フェザー級/5分3R>
アルテム・ロボフ(ロシア)
石原夜叉坊(日本)
<フライ級/5分3R>
イアン・マッコール(米国/5位)
ニール・シーリー(アイルランド)
<ミドル級/5分3R>
ジャック・マーシュマン(英国)
マグナス・セデンブラド(スウェーデン)
<フライ級/5分3R>
堀口恭司(日本/4位)
アリ・バガウティノフ(ロシア/8位)
<ライト級/5分3R>
ケビン・リー(米国)
マゴメド・ムスタファエフ(ロシア)
<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・クーパー(米国)
アンナ・エルモセ(デンマーク)
<ヘビー級/5分3R>
マーク・ゴビアー(英国)
ジャスティン・レデット(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ザク・カミングス(米国)
アレキサンダー・ヤコブレフ(ロシア)
<女子バンタム級/5分3R>
ミラナ・ドゥディエヴァ(ロシア)
マリオン・ルノー(米国)
<バンタム級/5分3R>
ブレット・ジョンズ(英国)
クァク・グァンホ(韓国)
<ウェルター級/5分3R>
チャーリー・ワード(アイルランド)
アブドゥル・ラザク(米国)