【UFC205】コナー・マクレガー、エディ・アルバレスを寄せ付けず。史上初、2階級同時制覇達成!!
<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
コナー・マクレガー(アイルランド)
Def.2R3分04秒by KO
エディ・アルバレス(米国)
なんと王者アルバレスにブーイングが起こるMSG。アルバレスは思い切り右ローを入れる。マクレガーの左にも右ロー、さらに右ローを続ける。右ジャブを伸ばしたマクレガーに対し、アルバレスはフェイントを多用し右ストレート。このうち終わりにマクレガーが左を2発入れると、アルバレスが早々にダウン。
すぐに立ち上がったアルバレスは動きを取り戻し、マクレガーも攻め急がない。大きく踏み込んだアルバレスがバランスを崩す。立ち上がったアルバレスとの距離を縮めたマクレガーは右ジャブから左ストレート。これで2度目のダウンを喫したアルバレスは足関節を狙う。潰したマクレガーは、非常に冷静にパウンドを落とす。
ケージを蹴って、飛び上がるようにスタンドに戻ったアルバレスを敢えて追わないマクレガーは、左前蹴り。アルバレスの右ロー、右ストレートに対し、またも打ち終わりで左を伸ばす。いつでも試合を終わらせることができるような余裕を感じさせるマクレガーは、右は右ハイをブロック。初回からビッグラウンドとした。
2R、アルバレスは右ミドル。マクレガーはここでもワンツーの打ち終わりに左を合わせる。両手を後ろ手に組む素振りまで見せたマクレガーに対し、アルバレスは強気の攻めに出られない。明らかに振りが大きくなったアルバレスは、パンチを被弾しながら組み付くもテイクダウンは奪えない。
マクレガーはヒザを蹴り上げながら離れると、左のカウンターを入れて右、左、そして右を打ち込みアルバレスが腰から崩れ落ちる。パウンドを落とそうとしたマクレガーだが、レフェリーは即試合をストップ。まるで危なげなく、アルバレスを倒したマクレガーはUFC史上初の2階級同時の世界制覇となった。
興奮もせず、余裕の笑顔で勝ち名乗りを受けたマクレガーは「マザー・フ○ッカー、2本目のベルトだ。俺のレベルじゃない。リーチもサイズも。エディは堅実なファイターで、ウォリアーだった。ルースターは皆殺しにしてきた。誰に持ベルトは渡さない」と感情を爆発させ、二本のベルトを肩にかけて勝利の雄叫びを挙げオクタゴンに駆け上がった。