【Shooto】高橋遼伍が冴える蹴りで平川智也をKO、環太平洋王座に就く
<環太平洋ライト級(65.8キロ)王座決定戦/5分3R>
高橋遼伍(日本)
Def.2R2分1秒 by KO
平川智也(日本)
サウスポーの平川に対して、じりじりと距離を詰めていく高橋。平川が細かく上体を振ってフェイントを入れると、高橋は左フックと右アッパー・フックを狙う。平川は距離を取りながら左のロングフックを返すが、高橋は下がらない。
逆に高橋は強烈な右ローを蹴って、平川の踏み込みに左フックを合わせる。平川のパンチをバックステップでかわすと右ストレートを打ち込む。
下がる平川は必死にシングルレッグで組みつくが、高橋はそれを切りながらヒジと鉄槌を連打。そのままパンチを打ち続けてラウンド終了となる。
2R、高橋は平川のパンチをかわして左フック・右ストレートを的確に当て、そこからインロー・右ミドルへ。続くハイキックは空振りに終わり、平川にタックルでテイクダウンを許すも、すぐに立ち上がってトップキープを許さない。
再び試合がスタンドに戻ると右の蹴りが平川を捉え、そのまま平川が前のめりに倒れ、レフェリーが試合をストップ。鮮やかな蹴り技を見せた高橋がKO勝利で環太平洋王座のベルトを巻いた。
試合後、高橋は「自分に携わってくれたすべての人に感謝しかないです。感謝やありがとうの一言では表現できないものがあります」と挨拶。
「自分は格闘技をやることによって有名人になるとかお金を稼ぐとか海外を視野にやっているわけでもないです。格闘技は若いうちに出来る心の修行と思ってやっています。
今までは自分のために戦ってきましたが、次からはみなさんのために戦っていきたいと思います。感動やワクワクを届けられるファイターになるんでよろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。