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【PFC13】プラター、消化不良の王座戴冠

2009.05.09

■第8試合 PFC世界ライト級王座決定戦/3分5R
カルロ・プラター
Def.5R終了/判定
ドミニク・ロビンソン

この夜、2試合目のPFC世界選手権試合はライト級王座決定戦。アップカミングファイターのロビンソンと、ビッグプロモーションからの出戻りファイター=プラターの顔合わせだ。打撃の押収からすぐに組みついた両者だが、コーナーを背にロビンソンがテイクダウンを拒む。ブレイクがかかり、リング中央で再開となるが、切れのよい左を見せたプラターがすぐに組みついて、大内刈りを狙うがテイクダウンは奪えず同じような展開に。

2R、軽い打撃の攻防のなかで、ロビンソンの右ローがヘビーヒットする。続いてロビンソンがボディショットを決めるが、軽い印象は拭えない。ロビンソンのヒザ蹴りを受け止めたプラターが、コーナーに押し込み、残り10秒を切ったところで躍起になったようにロビンソンがパンチを振るうが、ここで動きの非常に少ない2Rが終了した。


3R、距離が詰まり、パンチにも力がより込められたように見える攻防のなかで、ついにプラターがテイクダウンに成功する。しかし、ロープを背にしてロビンソンが立ち上がり、有効な攻めを見せることはできないまま、またも試合はコーナーの攻防へ。再びテイクダウンに成功したプラター、今度は腰をコントロールしたが、またも立ち上がられてしまう。

3Rの攻防のなかで、眉間をカットし流血に見舞われたプラターのローキックが、ロビンソンの急所を直撃し、両者に時間が与えられる。再開後、またもテイクダウンを奪ったプラター、ハーフガードの状態になるが、自ら立ち上がる。どうにも締まらないタイトル戦は山場を迎えることなく、5Rに突入した。

ロビンソンのワセリンの量が多く、ふき取るためにスタートが遅れた最終回。観客を煽るプラターだが、試合が始まるとまたもコーナーの攻防に。コーナー一つ分を移動し、プラターがテイクダウンを奪うと、今回はガードにステイしパウンドを落とすことに成功。ロープの外に体を伸ばし、抑え込みを逃れたロビンソン。レフェリーはブレイクを命じ、スタンドでの再開となる。ロビンソンのジャンピングニーを受け止め、プラターがまたもテイクダウンを奪ったところで、試合終了。

ジャッジ三者とも、49-46でプラター。PFC世界ライト級新王者はカルロ・プラターとなった。「2カ月のハードワークの甲斐が合った」と新王者は語ったが、観客にとって消化不良の王座戴冠であることは間違いない。

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