【Invicta FC19】王座防衛戦控える大物・浜崎朱加<02> 「UFCで戦うためならストロー級王座も……」
【写真】VV.mei、藤野恵実との練習はまだ日本女子MMA界の日本代表チーム練習だ(C)MMAPLANET
23日(金・現地時間)、ミズーリ州カンザスシティのスコティッシュライト・テンプルで開催されるInvicta FC19「Maia vs Modafferi」でジン・ユ・フレイを相手にInvicta FC世界アトム級王座防衛を戦う浜崎朱加インタビュー第2弾。
アトム級世界王者はUFCで戦うためにストロー級転向も考慮しているというシビアな話題から一転。常にリラックスして天然キャラの世界チャンピオンは、暴走気味に大物振りを発揮し始める──掲載ギリギリのインタビューとなった。
<浜崎朱加インタビューPart.01はコチラから>
──フレイはサウスポー。浜崎選手もサウスポー。サウスポー同士の対戦だと、前足は取り辛くないですか。
「私はシングルでなくダブルなので大丈夫です。とにかく、もう自分のやるべきことをやるしかないですから。テイクダウンして寝技で一本を狙う。その勝ち方が理想です。
倒したあとのポジションも以前より意識できるようになっています。ただ、試合になると熱くなってしまうので……」
──ここでしっかりと勝って、UFCを確実なモノにしたいですね。
「実はUFCも選手が多くなってきたので、アトム級チャンピオンのままでいけるかどうか、確約もないですし。ならインヴィクタでストロー級王座を狙うことも考えています」
──インヴィクタで二階級制覇ですか!!。
「魅津希ちゃんがいるんですよねぇ。でも、私は普段は59キロぐらいあるし……」
──アトム級のリミットは47キロ強ですよね?
「47.6キロです」
──えぇ、12キロ……20パーセントも体重を落としているのですか……。
「たくさん食べたら60キロ越えますしね(笑)。だから今回、防衛に成功したらストロー級も考えています。そこがUFCへ行くために必要なプロセスなら、通るしかないです。52キロならすぐに落ちるし。なんか、骨格は細くて体重は落ちるんですよ」
──それは痩せていて骨格がしっかりしている選手とは対極で、実際のところは不利じゃないですか、階級を上げると。
「でも、そこはフレイに勝ってからの話です。そんなこと考えていても、この試合で勝たないとそれこそ話にもならないですから。防衛して次に繋げないと」
──確かにその通りですね。ベガス、カリフォルニア、そしてオクラホマと開催地が定まらなかった次回大会ですが、結局のところオクラホマになりました。
「いえ、カンザスです(笑)」
──そうだ……失礼しました。
「ハハハ。見た感じ、一緒ですよね。どこも」
──そういうと失礼な話ではあると思いますが……(笑)。もう米国での試合に関しては調整方法などお手の物ですか。
「いえ、時差ボケがいつも取れないです。慣れないままです。大学の時からずっと時差ボケは酷くて……、ヨーロッパとかいっても常に少し眠いです」
──対策は?
「到着した日は汗をかいて、夜まで寝ないでいると時差ボケはなくなるって言われるんですけど、全く取れないです。日本にいる時は普通に夜に寝ているんですけどね」
──う~ん、だから時差ボケは存在すると思うのですが(笑)。
「あっ、そうですよね。でも夜に練習があって、向こうの時間に合わせた練習とかできないですしね……。ホント、米国で初めて試合をした時は、リアルに試合直前まで爆睡してしまっていて。誰も起こしてくれないし、目が覚めた時には2こ前の試合をやっているぐらいで(笑)。
もう、次で5回目なんですけど、ずっと時差ボケが続くのでアジア圏で大会を開いてほしいです。なるべく近場で」
──眠れないことで焦りなどはあるのですか。
「そこは慣れちゃったので。『寝れないわぁ』って感じで平気です」
──素太いですよね。
「う~ん、お腹がすいて眠れないのもあると思います。計量の前日とかなると。でも、緊張するわけでもないですし。日本で試合をするほうが、知り合いがたくさん見に来るので緊張しちゃいます。
米国だと飛び交っている言葉も英語だし。何言われも気にならないですしね」
──では、そんな平常心の浜崎選手ですが、試合に向けて一言覚悟のほどをお願いしま……って、何、ワキを掻いているんですか。女の子なのに!!!!!!!!
「いえ、違いますよ。ブラがずれてきたの……」
──そこもわざわざ口にする必要ないんじゃないですか(笑)。
「えヘヘヘ」
──えへへへ──って。でも、ブラしているんですね?って突っ込むしかないじゃないですか(笑)。
「していますよ(笑)。減量していると、どんどん小さくなってズレちゃうんです。でも、ブラしていないと乳首の位置が分っちゃうじゃないですか(笑)。貧乳ですけど……」
──……、それ書いてしまいますよ。
「なんでも、書いてください(笑)」
──浜崎朱加は本当に大物です(笑)。いや、なので〆の言葉を(苦笑)。
「そうだ。なんていえば良いんだろう? abemaで中継するんで日本の人にも見てもらえるので、世界一の戦いをしたいと思います」
■Invicta FC19対戦カード
<Invicta FC暫定世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ジェニファー・マイア(ブラジル)
[挑戦者]ロクサン・モダフェリ(米国)
<Invicta FC世界アトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 浜崎朱加(日本)
[挑戦者] ジン・ユ・フレイ(米国)
<バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
フェイス・ヴァン・ドゥイン(ニュジーランド)
<ストロー級/5分3R>
マンジット・コルカー(インド)
カリーヌ・メデイロス(ブラジル)
<ストロー級/5分3R>
ティファニー・ヴァンソースト(米国)
ケイリン・シュワンツ(米国)
<アトム級/5分3R>
ジュリア・ジョーンズ(米国)
ステファニー・スキナー(米国)
<フェザー級/5分3R>
アンバー・リーブロック(米国)
エイミー・コールマン(米国)
<ストロー級/5分3R>
アシュレイ・グリーンウェイ(米国)
スンナ・ダヴィッズドッティル(アイスランド)