【UFC FOX21】アンソニー・ペティスが、シャーウス・オリベイラをギロチンで倒す。フェザー級で復活V
<フェザー級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国/※ライト級7位)
Def.3R1分49秒by ギロチンチョーク
シャーウス・オリベイラ(ブラジル/6位)
元ライト級王者がフェザー級に落として挑む一戦。いきなりペティスの左ミドルをキャッチしてケージに押し込んだオリベイラ。ケージを背にして耐えるペティスが、距離を取り直すことに成功する。すぐに組み直したオリベイラがバックに回って、自ら背中をついて寝技に持ち込む。
両足をフックしバックマウントを取ったオリベイラだが、ペティスは胸を合わせてオモプラッタを仕掛けられた際に立ち上がる。左ミドルを2発入れたペティス。オリベイラはテイクダウン狙いから引き込むが、もちろんペティスは寝技には付き合わない。レフェリーの指示で立たされたオリベイラに、ペティスがまたも思い切り左ミドルを蹴り込む。
しゃがみこんだオリベイラにパウンドの連打。腕十字狙いを切ってスタンドへ戻る。それでも執拗にシングルレッグから寝技に持ち込んだオリベイラだったが、ペティスは立ち上がってパウンドを落とす。蹴り上げから、デラヒーバガードのオリベイラは殴られながらオモプラッタ。ペティスに腕を抜かれてパウンドを落とされるも、何とか1Rを戦い抜いた。
2R、腹を守るオリベイラにボディストレート、ボディフックを入れたペティスは、組まれて首投げからのスクランブルでトップを取りスタンドに戻る。ペティスはハイを入れ、オリベイラはバランスを崩して引き込む。打撃戦で左を伸ばして、前に出るオリベイラ。蹴りを受けないよう距離を詰めて右フック、ヒザ蹴りを蹴り込む。
ペティスはボディから右を当てたが、疲れたか動きが重い。ここで組んだオリベイラがバックに回り背中に飛び乗る。そのまま後方に倒れ込みRNCを仕掛けると、ペティスが手首を取って、胸を合わせる機会を窺う。ならばとパンチを入れるオリベイラだったが、残り1分で胸を合わされ三角を潰して立ち上がる。
右フックを被弾したが、エルボー、右ボディを返すオリベイラ。ここでペティスがスピニングバックキックをボディに入れる。直後にダブルレッグでオリベイラがテイクダウンを奪ったところで、ラウンド終了を迎えた。
最終回、左から右を伸ばしたオリベイラがダブルレッグへ。一気にテイクダウンを決める。パスしてサイドのオリベイラに、ケージを蹴ったペティスが腕十字を仕掛ける。オリベイラは腕を抜いてサイドをキープ。立ち上がり際にバック奪取も、即ペティスが胸を合わせて、上四方へ。シングルからトップを取り返そうとしたオリベイラだったが、ペティスにギロチンで受け止められタップ。気持ちも折れてしまっていたかもしれない。
「一本を極められたことはない。僕はずっとワールドベストと戦ってきた。フェザー級でタイトルを狙う」とショータイムは1年9カ月振りの勝利を振り返った。