【SPYDER BJJ】青木真也、今度は韓国で柔術マッチに出場。「道着を着たサブミッションレスリング」
【写真】マカオでのグラップリングの翌々日にロータス世田谷で練習し、VTJ08に出場する修斗世界ウェルター級(70.2キロ)松本光史らと談笑する青木 (C)MMAPLANET
27日(土・現地時間)に韓国ソウル・カンナムにあるソォムユウ・センター・イベントホールで開催される「SPYDER INVITATIONAL BJJ CHAMPIONSHIP FINAL」のスペシャルファイトに青木真也が出場する。
スパイダー招待BJJは韓国のスポーツ・アパレル・メーカー=SPYDER KOREAが主催する賞金トーナメントで、青木は同大会内でIBJJFルールを用いたワンマッチのスーパーファイトでチョイ・ワンチョイと対戦する。チョイ・ワンチョイはチョイバーの異名を取り、腕十字を得意としている柔術家だが、昨年5月に行われた第2回「一騎討」では石毛大蔵に敗れている。
一方、青木は8月13日にマカオで開催されたONE GRAPPLING HCALLENGE MACAOのエリートクラス・ライトオープンに出場し、2回戦でブルーノ・バルボーサという選手にツイスターを仕掛けて反則負けになったばかり。
2週間のインタバーバルで、今回は道着を着た試合に出場となる。マカオでのトーナメントに出場したことで、組み技競技はMMAの代わりになりえないと語っていた青木だが、以前から出場が決まっていた今回の試合に引き続き挑むこととなった。韓国で道着を着た組み技の試合(契約体重は道着無しで76キロ)に臨む青木に話を訊いた。
──今回、この大会に出るきっかけは?
「フェイスブックを通じて大会参加のお話をいただき、諸条件も納得出来たので参加させてもらうことにしました」
──先日のグラップリング後で、グラップリングや柔術には熱くなれないといっていましたが、それでも何を求めて今回の試合に出場を?
「何を求めて……、求めるというモノは無いのですが、単純に身体を動かして対価を得られるという事は格闘技選手としてありがたい事だと思っています」
──対戦相手チョイ・ワンチョイ選手について、何か情報はありますか。
「対戦経験のある杉江アマゾン大輔選手から大まかな事は聞きましたが、10年以上もブラジリアン柔術をしていない自分にとってどこまで意味のある情報かは分からないです」
──今回、2週間前のことがあったので、よりルールは把握されていると思いますが、そのブラジリアン柔術の競技的変化について、どのように捉えていますか。
「基本的には格闘技はサブミッションを取り合う競技だという認識を持っています。この基本軸を変える気はありません」
──では道着を着て戦うことで気にする点はどこになるでしょうか。
「道着の練習を週に1、2回ほどこの1カ月やってきました。ただ、それでも道着を着たサブミッションレスリングという認識です」