【UFN97】マニラ大会に堀口出場、パンチ&TDのバガウティノフと対戦。BJ・ペンの復帰戦×ラマス戦も
【写真】バガウティノフのパンチ&テイクダウンを如何に組みつかせず、組まれてもどう対処するか。堀口の成長が見られる試合となる(C) MMAPLANET
16 日(火)、UFCより10月15日(土・現地時間)にフィリピンはメトロマニラ・パサイシティのMOAアリーナで開催されるUFC Fight Night97のメインでBJ・ペン×リカルド・ラマスが組まれ、堀口恭司が出場しあり・バガウティノフと対戦することが発表されている。
昨年はユライア・フェイバー×フランキー・エドガーと階級を超えた大物対決が組まれたマニラ大会に、今年はBJ・ペンというレジェンドが参戦し、フェザー級トップファイターのラマスと対戦するという興味深い試合が行われる。
2014年7月以来、2年3カ月振りの実戦復帰となるBJ。本来は今年の6月のUFC199でデニス・シバーを相手に復帰戦を行う予定(※その後、シバーの負傷でコール・ミラーに変更)も3月25日にUSADAによって抜き打ち検査を行われた際に陽性となり、試合の期間外だったので半年のサスペンションを受けていた。
9月25日に出場停止が解かれるということで、フィリピン大会でラマスと戦うこととなったBJ。ラマスは2014年1月にジョゼ・アルドの持つUFC世界フェザー級王座に挑戦経験もあり、長年この階級でトップに君臨してきた。その後はチャド・メンデスとのトップコンテンダー対決に敗れ、ディエゴ・サンチェスには勝利も、マックス・ホロウェーの軍門に下るなど、徐々にタイトルから遠くなりつつある。
とはいっても、前回の試合ではフランキー・エドガーにボコられ、何も良いとこなく敗れたBJが今、どこまで戦うことができるのか不安は付きまとう一戦である。
そして今年からATT所属となり、5月のニール・シーリー戦では以前の踏み込みの鋭さをそのままにテイクダウンや近距離での打撃に成長のあとが見え、MMAファイターとして完成度が上がった堀口は、UFC4勝2敗のバガウティノフと戦う。数多くの強豪MMAファイターを輩出してロシアはダゲスタン出身のバガウティノフはグレコとフリー、両方のスポーツマスターでコンバットサンボでも世界大会出場経験を持つ。
パンチをそれほど上手くはないが、サウスポーの構えからパンチを被弾することを恐れず前に出ることができる。そして、ダブルレッグやクリンチでテイクダウンを得意としており、この手のレスリング+スラッピーながら強いパンチの持ち主は、堀口の成長度合いを見測るのにうってつけの相手といえるだろう。