この星の格闘技を追いかける

【UFC201】ポイントメークから、無酸素打ち合い、そしてテイクダウン。ぺレスがリベラに勝利

<バンタム級/5分3R>
エリック・ペレス(メキシコ)
Def.3-0:30-26.30-26.29-28
フランシスコ・リベラ(米国)

ジャブの牽制、前蹴りを見せるペレス。リベラは大きな振りのフックを狙う。その左フックを当てたリベラが、続いて右から左を伸ばす。ペレスの左ハイは勢いがなく、触れる程度に。間合いを図る両者、近づくとこねたようなフックを打ち合う。蹴り足をキャッチして右フックを振るったペレス。離れて近距離でパンチを交換し、蹴りに合わせてテイクダウンへ。すぐに立ち上がってケージを背にしたリベラ。ケージ中央に戻ると、左右のフックを放ったリベラが、ぺレスのローでバランスを崩した。

2R、ローでリベラを切り崩しに掛かるペレス。リベラは左ローで、またも尻餅をつかされる。そのリベラのワンツーは届かず、ぺレスがワンツーから左ミドル。続いて右ミドルと手数を稼ぐ。続いてスピニングバックフィストを見せたペレスだが、テイクダウン狙いは切られてフックを受けそうになる。いつの間にか側頭部をカットし流血しているリベラは、回転バック肘を被弾するが、これも当たりは軽い。

と、蹴り足をキャッチして尻餅をつかせたペレスが、右フックを打っていく。さらにローに右を合わせたペレスは、ダイナミックでないドミニク・ステップで相手の攻撃を受けない戦いを続ける。課題はスタミナだが、ローを削られたリベラの方が先に動きが落ち、残り20秒でついにテイクダウンを許してしまった。


最終回、フックの打ち合いからヒザを入れたペレスは、飛びヒザでバランスを崩すがすぐに立ち上がる。ここから足を止めての無酸素の打ち合いに、パンチを当ててバランスを崩し、空振りした倒れたリベラ。立ち上がったところ、これもまた倒れ込むようなペレスのダブルレッグでリベラはマットを背中につけてしまう。

ペレスのパンチをボディに、ヒジを顔面に受けるリベラは動くことができない。ブレイクを要求するリベラだが、パンチを落とされておりレフェリーは動かない。ケージを背に、自分の力で起き上がろうとしたリベラに対し、パレスは頭を押しつけてパンチを打ち続ける。両足を束ね、ボディにパンチを入れるペレスは、バックを制して立ち上がる。立たされた形のリベラは、胸を合わせる。ぺレスは自ら離れ、最後の打ち合いに応じて左ローを蹴り込む。そして、リベラのパンチと蹴りをよけて勝利を確信した。

3‐0で判定勝ちしたペレスは「これまでの経験で、最後は気持ちの勝負だと分かっていた。メキシカンはハートで戦うけど、UFCに残るためにスマートにラウンド毎に勝ちに行ったんだ」と勝利を振り返った。

PR
PR

関連記事

Movie