【UFN91】ファーガソン、大金星まであと一歩=バンターナに命拾いのダースで一本勝ち
<ライト級/5分3R>
トニー・ファーガソン(米国/3位)
Def.2R2分22秒by ダースチョーク
ランドン・バンナータ(米国)
マイケル・キエーザの代役で急遽出場となったバンナータに対し、ファーガソンは右ロー。テイクダウン狙いを切って右の蹴りを見せる。バンナータはここで後ろ回し蹴り。バンナータの急所蹴りがあったと試合が一時中断。再開後にファーガソンが左ミドルを入れ、接近戦でのパンチを防いで左ジャブでバンナータの動きを止める。と、余裕を持ち過ぎたかバンナータのスピニングバックフィストを被弾し動きが止まる。気持ちを切り替えたように攻撃的になったファーガソンは右を打たれる。
バンナータの続く回転バック拳はブロックされ、ファーガソンのバックブローも空振りになる。攻めに移ったファーガソンは右ストレート、右ローでバンナータの動きを止める。テイクダウン狙いにギロチンを見せたファーガソンが勝負を決めに行くかと思われたが、蹴り足をキャッチしたバンナータが逆に右ハイキックをファーガソンに蹴り込みダウンを奪う。足関節を仕掛けるという苦しい展開から、腕十字も防がれ──何と初回を落とすこととなった。
2R、ファーガソンが左ジャブから右エルボーを入れる。バンナータは下がらず前に出て蹴りを放つ。パンチを被弾する数が増えてきたバンナータは前蹴り2つから、左ジャブを打たれる。流血のバンナータは右ハイで逆襲も、左ミドルを2発蹴り込まれる。カードが下がったバンナータは前蹴り。ここにケージを蹴ったファーガソンが右のスーパーマンパンチを決める。距離を取ろうとしたバンナータを追いかけてヒザ蹴りから左フック。スタンドでギロチンからダースに移行したファーガソンがグラウンドへ移行する。
バンナータがタップし、ファーガソンは命拾いの一本勝ちとなり、ホッとした表情を浮かべ「ランドンを大いに尊敬している」と語った。