【ONE】ONE Championshipにシンガポール政府系投資会社から、1040億円規模の資金提供!!??
【写真】景気の良いニュースの影響が、今後の活動にヴィヴィットに 反映されることを期待したい(C)MMAPLANET
北米ではUFCがWME/IMGに売却されたというビッグニュースが飛び込んできたばかりだが、13日(水・現地時間)午前にONEがヘリコニア・キャピタル・マネジメントの投資を受けることが決まったというプレスリリースを配信した。
ヘリコニア・キャピタル・マネジメントとはシンガポール政府が所有する投資会社テマセク・ホールディングスが立ち上げた地場中小企業向け投資会社で、いってみればONEは地場産業発展を狙う政府系投資会社から信頼と資金提供を受けることになったということになる。
ついにプレスリリースでもONE創始者という肩書きがつくようになったチャトリ・シットヨートンONEチェアマンは、「過去5年でONEはグローバル・ブランドに成長した。10億人が世界118カ国で視聴可能なショーになり、アジア中で最大のスタジアムで大会を開催し、MMA界で世界2位の座にある」というリリースに声明を寄せている。
実際、今回の投資が実現したのも世界での視聴可能世帯数、そして経済発展が見込まれる東南アジア諸国を含め、アジア12カ国での大会開催実績が認められたと現地でも報道されている。
この点についてMMAPLANETではチャトリに事実関係を確認すると、「アジアは41億人の人口を抱え、それだけの市場が存在するんだ」という勢いに満ちた返答があった。投資額は明らかとされていないが、現地の報道では可能性として1年から1年半の間で10億USドル(約1040億円)の投資の可能性もあるという評価を受けているようだ。
テマセクが運用する資金は15兆円を超えているようだが、それでも10億USドルという額は巨額だ。実際にどれだけONEに投資されるかは不明だが、この景気の良さに青木真也、ベン・アスクレン、ビビアーノ・フェルナンデスといった世界王者にワールドクラスの強豪を挑戦させる世界戦の数が増え、内藤のび太のファイトマネーが世界2位のイベントに相応しい額になることを願わんばかりだ。