【UFN88】足払いでテイクダウン、鉄槌&エルボーでカット誘ったカモージがミランダに3-0の判定勝ち
<ミドル級/5分3R>
クリス・カモージ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ヴィトー・ミランダ(ブラジル)
サウスポーのカモージが左ローから右ロー。ミランダは右前蹴りを入れる。重い右ローを蹴り込んだミランダは左ローから右ボディストレートと上下、左右を打ち分ける。右ストレートを伸ばして前に出たカモージは、ミランダをケージに詰めてショートのパンチからエルボーを打ち込む。離れてからも右ジャブを連続するカモージだったが、ミドルをキャッチされてテイクダウンを奪われる。
前転からヒールフックをカモージが仕掛けると、ケージを背に座った形になったミランダに下から鉄槌を打ち込む。外掛けで固定した形になった両者、ミランダも立ち上がることができず一風変わったポジションでの打撃の交換が続き、そのまま初回がタイムアップとなった。
2R、引き続きミランダのローを受けて右ヒザの上の辺りが真っ赤になっているカモージ。と、足払いでミランダからテイクダウンを奪いガードの中に。足を払いに来たカモージに対し、シングルをしかけたミランダだが、潰されてバックを許す。後方からのパンチに尻をずらして立ち上がろうとするも、カモージが許さない。
ならばとミランダは胸を合わせてケージを背にしようとする。カモージはミランダと金網の間に体を入れ立たせないでいると、ついにミランダが引き込むように背中をマットにつける。心と体力が折れたサインを見せたミランダに対し、カモージはパスから思い切り鉄槌を連打しラウンドを取った。
最終回、インターバルを前に左瞼を大きくカットしたミランダにドクターチャックが入る。試合は続行され、カモージはその傷を狙って右エルボーを放つ。右ジャブから左ストレートを伸ばしたカモージが、バックを取って後方にミランダを崩してテイクダウン。ミランダは足を抜かれた状態でアームロックに拘るが、サイドで抑え込まれる。ケージ際に移動したミランダが立ち上がり、左ハイ。ブロックしたカモージは右ジャブを連続で繰り出す。
ミランダのシングルレッグを切ったカモージがケージに押し込んで時間を稼ぐ。ミランダは首相撲からヒザ、離れて右ミドルを見せる。スタミナが切れかかっているなかで、蹴りのスピードは一定を維持するミランダだったが、左ストレートを被弾し体が揺れる。残り1分、カモージのジャブに前進を止められ体が揺れるミランダは、後ろ回し蹴りもバランスを崩す。それでも手を出して前に出るミランダに対し、カモージは回りながら右ジャブを当てていき試合はタイムアップを迎えた。
結果はフルマークでカモージの左腕が挙げられた。