【UFN92】バックキープ→バックマウント、盤石の展開でレイチがRNCでカモージから一本勝ち
<ミドル級/5分3R>
ターレス・レイチ(ブラジル/12位)
Def.3R2分58秒by RNC
クリス・カモージ(米国)
重心を低くした構えから一気に組みに行ったレイチ。カモージは両ワキを差し換えて、ケージにレイチを押し込む。左腕を差し返して、小外掛け気味に後方から足を払ってテイクダウンを狙うレイチは、背中を見せたカモージに飛び乗る。スタンドながらワンフックでバックを取ったレイチは、自ら着地して前方に再びカモージを崩す。
今度は両足をフックしてスタンドのバックマウント状態となったレイチは、手首を掴むカモージに後方からパンチを入れる。また、同じ流れでレイチはバックを取ると、四の字フックを組み勢いの強いパンチを打ち込んでいう。パンチを防ぐと、RNCが来るだけにカモージは殴られ厳しい状況に。アゴの上からでも絞めを狙うレイチを背負ったまま初回終了を迎えたくなかったのか、カモージは前転。これをすかしてトップを取ったレイチが初回も取った。
2R、左フックから前に出たレイチは直後にシングルで組み付き、ケージ際へ。ボディロックからテイクダウンを奪うと、カモージはバタフライガード。この足を畳んで、パスを決めたレイチはダースチョーク、さらにバックに回ってカモージが立ち上がったところでテイクダウン。そのまま両足をフックしてバックマウントを完成させる。
左のパウンドを落とし、しっかりと足を組み直してカモージが胸を合わせるのを許さない。襷掛け、両ワキをすくってバックをキープするレイチが勢いのある左、そして右のパンチを打ち付ける。ここもレイチのラウンドとなった。
最終回、思い切り左のパンチを振るっていったカモージは、首相撲からヒザをボディに突き上げる。続いて右を入れたが、レイチがダブルレッグで一気にテイクダウンに持ち込む。ここもバックに回ったレイチは四の字フック、そしてRNC狙いからパンチとデジャブのような展開に。と、RNCグリップからインディアングリップに切り替え、一気にRNCを極めた。