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【PXC54】カデスタム×カマチョ、アジア太平洋地域・最注目のウェルター級戦が実現!!

PXC54【写真】PXCで最上のカードといえるカデスタム×カマチョ戦が実現する(C)MMAPLANET

10日(火・現地時間)、PXCより7月8日(金・同)にグアムのUOGカルボ・フィールド・ハウスで開催されるPXC54でPXCウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムにフランク・カマチョが挑戦することが発表された。

アジア太平洋地域屈指の好カードが実現する。スウェーデン人でフィリピンのレガシー・ジム所属の王者カデスタムは、これまでの戦績8勝2敗でグアム期待のジョシュ・カルボをロー攻めにあわせ、2014年6月に王座獲得。その試合で拳を負傷したため、初防衛戦は昨年3月のイム・ハンソル戦となったが、長身のKTT期待の新鋭を2RTKOで下している。4月のフィリピン大会でも、グレン・スパーブを相手に僅か11秒で2度目の防衛に成功している。その打撃はワールドクラスに近い。

挑戦者のカマチョはライト級王座候補として、PXCが最も期待してきたファイターだ。北マリアナ諸島のサイパン在住のファイターだが、グアムでの人気もダントツ。その実力は粕谷優介にこそ一瞬の隙をつかれRNCで逆転負けを喫したが、松本光史、中村K太郎、宇良健吾らを総なめにしていることでも理解できるだろう。

しかし、天才・加藤忠治戦が幻に終わったように、カマチョには常に減量失敗がついて回った。バン・テヒョン戦は両者減量失敗、先に挙げた加藤戦はキャンセル、さらには昨年12月のタイロン・ジョーンズ戦はキャッチウェイトマッチとなり、ついにウェルター級再転向を宣言した。

殴れて、倒せて、抑えることも得意とするカマチョが、しっかりとウェルター級のフィジカルを創ることができれば、カデスタムにとってはPXC内で最強のチャレンジャーとなることは間違いない。

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