【UFN87】公開計量終了 堀口&憂流迦、注目のライト級勢、母国凱旋3名滞りなくパス
7日(土・現地時間)、8日(日・同)にオランダ・ロッテルダムのアホイ・ロッテルダムで開催されるUFC Fight Night 87「Overeem vs Arlovski」の公開計量が行われた。
まずステージに登壇したのはフライ級初戦を迎える佐々木憂流迦と対戦するウィリー・ゲイツ。ゲイツが125ポンドパスすると憂流迦はバージョンアップした天狗のお面をつけて登場し、彼もまたリミット丁度でパス。背中の筋肉を誇示しゲイツと握手をかわした。
1試合を挟み計量ステージに上がったニール・シーリーと堀口恭司。シーリーは1ポンド・オーバー規約内でクリア、頭を刈りこんだ堀口も125ポンドでパスし余裕の表情でシーリーと向かい合った。
続いてヤン・カブラル×レザ・マダディ、ジョシュ・エメット×ジョン・タック、クリス・ウェード×ルスタン・ハビロフのライト級3試合に出場する6選手も問題なく計量を終えた。血気盛んなマダディがカブラルを挑発、そのカブラルの打撃の成長が長所の寝技をいかに引き出すか。グアムの首飾りをなかなか再装着できなく、オランダのファンのブーイングを浴びてしまったタックは新顔を相手に好調を維持できるか。独特のレスリング+柔術の融合でスクランブル&コントロールを誇るウェードが、ロシアン=ハビロフの打撃のプレッシャーと強烈なグレコ流の投げの前に真価を発揮できるか──コアファン垂涎のライト級マッチがプレリミに並ぶ。
勇気、信仰心、忠誠心を表す水平トリコロールの国旗を掲げて現れたジャーメイン・デランダミーとステファン・シュトルーフが当然のように大きな声援を集めた。普段は怖い空気を纏うデランダミーが終始にこやかだったのに対し、シュトルーフは叫び声を挙げてファンの前に姿を見せると、フェイスオフでかつてないような表情でガブリエル・ナパォンアントニオ・シウバを睨み付けていた。
会場のファンから一番大きなサポートを受けたアリスター・オーフレイムは、計量前に舞台にヒザまづき感謝の意を表した。対戦相手アンドレイ・オルロフスキーは「メインイベントで、ここオランダで最も知名度の高いファイターと戦うことにエキサイトしている。アリスターのことを尊敬しているし、良い試合をしたい」と語った。これに対しアリスター「オランダに戻って来ることは特別だ。チケットが数時間で売り切れて嬉しかった。来年はアムステルダム・アレナ(アヤックスの本拠地で開閉式の屋根を備えたドーム型スタジアム)で会おう」と笑顔で語った。
■ UFN87計量結果
<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム:244ポンド(110.68キロ)
アンドレイ・オルロフスキー:248ポンド(112.49キロ)
<ヘビー級/5分3R>
ステファン・シュトルーフ:265ポンド(120.20キロ)
アントニオ・ペイザォン・シウバ:266ポンド(120.66キロ)
<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン:170ポンド(77.11キロ)
アルベルト・トメノフ:170ポンド(77.11キロ)
<女子バンタム級/5分3R>
ジャーメイン・デランダミー:135ポンド(61.24キロ)
アンナ・エルモセ:135ポンド(61.24キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ:205ポンド(92.99キロ)
フランシマール・バローゾ:204ポンド(92.53キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ:115ポンド(52.16キロ)
ヘザー・クラーク:116ポンド(52.62キロ)
<ライト級/5分3R>
クリス・ウェード:155ポンド(70.31キロ)
ルスタン・ハビロフ:155ポンド(70.31キロ)
<ミドル級/5分3R>
マグナス・セデンブラド:185ポンド(83.92キロ)
ギャリス・マクレラン:184ポンド(83.46キロ)
<ライト級/5分3R>
ジョシュ・エメット:156ポンド(70.76キロ)
ジョン・タック:156ポンド(70.76キロ)
<ライト級/5分3R>
ヤン・カブラル:156ポンド(70.76キロ)
レザ・マダディ:155ポンド(70.31キロ)
<フライ級/5分3R>
堀口恭司:125ポンド(56.70キロ)
ニール・シーリー:126ポンド(57.15キロ)
<ウェルター級/5分3R>
レオン・エドワーズ:169.5ポンド(76.89キロ)
ドミニク・ウォーターズ:170ポンド(77.11キロ)
<フライ級/5分3R>
ウィリー・ゲイツ:125ポンド(56.70キロ)
佐々木憂流迦:125ポンド(56.70キロ)