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【Glory28】グレゴリアンがボディ攻撃で2度ダウンを奪い、モイセーエフを寄せ付けず

<ライト級コンテンダーT準決勝/3分3R>
マラット・グレゴリアン(ベルギー/5位)
Def.3-0:30-25.30-25.30-25
アナトリー・モイセーエフ(ロシア/9位)

代役出場となった16勝0敗のWAKO世界王者モイセーエフは、この試合がグローリー初陣となる。対するはK-1ライト級チャンピオン、クンルンファイトで敗れたシッティチャイへのリベンジを目指すグレゴリアン。

グレゴリアンの左ストレート&左フックに対し、モイセーエフは左ジャブから鋭い後ろ回し蹴りを見せる。重いローをグレゴリアンが蹴り込むと、モイセーエフは遠い位置からロー、ハイを繰り出す。右ストレートをヒットさせたグレゴリアンのローでモイセーエフが崩れる。さらに右前蹴りでもスリップしたモイエーセフはヒザで動きが止まり、コーナーに詰まる。ボディへのヒザを受けたモイセーエフは背中を向けてダウン。

こことは立ち上がったモイエーセフだが、左ボディを受け手後退したところにボディにヒザを連続で被弾する。グレゴリアンは右ローから右フック、さらにボディへヒザを入れると、左ボディフックを入れ初回をビッグラウンドとした。

2R開始早々にヒザ蹴りをボディに入れたグレゴリアンは、左ボディフックで早々にダウンを奪う。立ち上がったモイセーエフにローからボディ、ヒザ蹴りと腹に攻撃を集中させたグレゴリアン。左ストレートや右アッパーを見せつつ、ボディフック、ヒザと攻め立てる。左フックを振るったモイセーエフは左ボディで動きが止まるが、ここはダウンはせずに続いて右ミドル、さらに左ミドルを受けてコーナーに詰まる。懸命に立ち続いたモイセーエフは右フックを一発返したが、ラウンド終了までボディへの攻撃に苦しみ続けた。

最終回、ワンツーかローで前に出たモイセーエフに対し、グレゴリアンは前蹴り。回転系のパンチと蹴りを見せるモイセーエフは接近戦でヒザを受けながらもワンツーを返す。ここでグレゴリアンの左ヒザが急所に入り試合が中断。再開後、グレゴリアンが右フックから左ボディフックを放ち、モイセーエフの後ろ回し蹴りは空を切り続ける。頭から足を攻撃したグレゴリアンは締めとばかりにボディにフックを入れる。右ヒザを蹴り合った両者、下がったのはモイセーエフ。最後は攻めながらも、やや体力温存した間のあるグレゴリアンが、問題なく判定をモノにした。

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