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【REAL04】フェザー級T出場、芦田崇宏<02> 「連敗で自分の戦い方を貫くことを学んだ」

Takahiro Ashida【写真】師・宮田和幸は芦田の1週間後にGrandslamで金原正徳とのグラップリングマッチに挑む (C)MMAPLANET

12日(土)に東京都文京区のTDCホールで開催されるREAL04。REALフェザー級王座決定トーナメント一回戦でモウサ・シセと対戦する芦田崇宏インタビュー後編。

ミゲール・トーレス戦の惜敗を機に、安藤達也、ムラッド・エナセリ、クレベル・コイケ戦と結果の出ない時期を経て、現在は2連勝中の芦田は、自分を貫く大切さに気付いていた。
<芦田崇宏インタビューPart.01はコチラから>

――現在2連勝中の芦田選手ですが、それまでは外国人勢を中心に4連敗と結果が出せない時期が続きました。どこが自分に足りなかったと自己分析されていますか。

「ミゲール・トーレスには未だに勝っていると思うんですけど(苦笑)、5月のムラッド・エナセリ戦は初めて試合中にアクシデントがあって、むちゃむちゃ焦っちゃったんですよね。それで相手のテイクダウンに対処できなくて、という負け方でした。6月のクレベル・コイケ戦はプランをミスした感じで、試合中に勝手に自信を持っちゃったんです。

打撃もいけるし、寝技でも取られないだろうって。それで寝技でコツコツ削っていこうと思っていたら極められてしまって…。宮田(和幸)先生とも話をしたんですが、僕は自分の戦い方を貫いた方が良い結果が出ている。勝った試合を振り返っても、ケースバイケースではあるけど、そこで自分の動きを出来た方が勝っている。だからもっと自分の武器である打撃を活かした戦い方でやっていこうと思いました」

――連敗を経験して、自分がやるべきスタイルが見えてきたわけですね。

「はい。一時は打撃、テイクダウンディフェンス、立ち上がる。この3つに特化して練習していたんです。それで一度、試合間隔が空いた時に自分からテイクダウンに行ったり、トップキープしたり、ガードからサブミッションを狙ったり…今までやらなかったことを練習したんです。

ちょうどその時期にミゲール戦や安藤(達也)戦があって、安藤戦は下から三角絞めを極めかけたんですけど、自分の良さを考えたら、相手のレスリングに付き合わないで、もっと打撃でいくという戦い方が良かったのかなと思いました。だからあの連敗で学んだことは自分の戦い方を貫くことの大切さですね」

――REALには2度目の参戦ですが、REALというイベントにはどんな印象がありますか。

「前回負けているにも関わらず、トーナメントのチャンスをもらえたことはうれしいですし、イベントとしても他の団体にはない個性があると思います。あとはやっぱり外国人選手が多く参戦しているところですよね。日本にいながら海外で試合しているような経験を積めるというか。

例えば知名度があって情報も豊富な外国人選手と全く無名だけど実は強い外国人選手。どちらが経験を積めるかと言ったら、僕は後者だと思うんですよ。そういうチャンスがREALにはあるので、これからもオファーをもらえればREALで戦っていきたいです」

――王座決定トーナメントというチャンスが目の前にあるわけですが、2016年はどのような1年にしたいですか。

「去年はプロデビューしてから最悪の1年だったんで、今年はそれを取り返すつもりで”爆勝”していきます。そういう中でREALでベルトを巻くチャンスをもらえて、しかもトーナメントという形であと3回勝てばチャンピオンというゴールもある。

Rebel FCもトーナメントでしたけど、あの時は1回戦がミゲールだったんで、ミゲールに勝つことだけを考えいてたんです。でも今回はトーナメント優勝というところまで見据えて、一戦一戦を大事にしつつも、優勝してベルトを巻くことを意識しています」

■REAL04対戦カード

<スーパーライト級T1準決勝/5分2R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
金子優太(日本)

<スーパーライト級T1準決勝/5分2R>
星野大介(日本)
ZUZU(北マリアナ諸島)

<ヘビー級T準決勝/5分2R>
アミル・アリアックバリ(イラン)
ペペ・セネガル(セネガル)

<ヘビー級T準決勝/5分2R>
桜木裕司(日本)
ルイス・サントス・アバター(ブラジル)

<ライト級/5分2R>
上山龍紀(日本)
クリス・ヒルガー(米国)

<スーパーヘビー級/5分2R>
畠山祐介(日本)
NORI(日本)

<フェザー級T準々決勝/5分2R>
小金翔(日本)
ヌルベルゲン・シャリポフ(カザフスタン)

<フェザー級T準々決勝/5分2R>
桜木裕司(日本)
モウサ・シセ(セネガル)

<フェザー級T準々決勝/5分2R>
芦田崇宏(日本)
サイード・ノーリ・マッサル(イラン)

<フェザー級T準々決勝/5分2R>
アイアンホース田中(日本)
ウラディスラフ・パルブチェンコ(ウクライナ)

■プレマッチ対戦カード

<バンタム級/5分2R>
樋口武大(日本)
大和(日本)

<ミドル級/5分2R>
佐々木亮(日本)
新井真一郎(日本)

<ヘビー級/5分2R>
山田史博(日本)
小笠原篤(日本)

<フライ級/5分2R>
宮國要(日本)
大武正賢(日本)

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