【RFA09】That’s 近代グレイシー!! オルテガが三角で7連勝達成
<フェザー級/5分3R>
ブライアン・オルテガ(米国)
Def.3R2分29秒 by 三角絞め
ジョーダン・リナルディ(米国)
UFCファイターのデニス・ベルムデスにも勝っている6勝1敗のリナルディが、デビュー以来6連勝中のオルテガと対戦。セルジオ・ペーニャの教え子のリナルディ、対するオルテガはグレイシーアカデミー所属だ。右を打ち込むリナルディ、続いてボディを狙う。リナルディの右に左フックを入れるオルテガ。リナルディが右ボディを入れる。さらに右ハイを入れたリナルディに対し、オルテガはスイッチを織り交ぜてローから右を伸ばす。
ボディが有効なリナルディだが、オルテガも距離を詰めてエルボーを打ち込む。パンチの応酬では、リナルディがやや優勢か。と、オルテガもローからワンツーをヒットさせる。ケージ中央での打ち合いから、前に出るオルテガも負けていない。ここで、リナルディのローをキャッチしてテイクダウンを奪ったオルテガが、パウンドを落していく。起き上がってシングルを狙ったリナルディ、背中に乗り過ぎたオルテガは自らスタンドへ戻る。
スタンドの攻防で、飛びヒザを決めたオルテガのシングルにアームロックを合わせたリナルディだが、オルテガも腕十字へ。察知して立ち上がったリナルディが、テイクダウンを決めサイドへ。パウンドを狙い振りかぶったリナルディ、後方回転からガードをとりなおしたオルテガ、接戦の初回が終了した。
2R、リナルディが左ボディから右を振るって前に出るが、オルテガの左で尻餅をつく。すぐに立ち上がったリナルディは組みつくも、オルテガが体を突き放す。手数はリナルディだが、オルテガの左の精度が高い。下がりながら左のカウンターも巧みなオルテガに対し、リナルディのパンチが大きくなる。残り2分45秒、ボディロックからテイクダウンを奪ったのはリナルディ。オルテガはクローズドガードから腰を切って蹴り上げ、そのまま立ち上がる。
左ローから右フックを見せたオルテガは、エルボーを避けてリナルディの右に再び左を合せていく。リナルディは右をヒットし、そのままダブルレッグへ。再びガードを強いられたオルテガは、腰に手を回すリナルディに対し、下からガードを入れていく。リナルディの左パウンドをかわし、三角を狙ったオルテガ。エルボーでカットを誘うなど、ガードからコントロールするグレイシー柔術家らしさを見せた。
インターバル中、ヘナー・グレイシーのアドバイスに耳を傾けるオルテガ。リナルディはいきなり右アッパーを見せる。さらにダブルレッグでテイクダウンを奪うと、ワキを締めてトップをキープする。三角を担いだリナルディが、左のパウンドを落す。再び三角の態勢に入ったオルテガだが、頭を入れたリナルディがこれを防ぐ。リナルディのトップキープ&パウンドに対し、再度トライアングルに入ったオルテガ。しっかりと頭を挟み、左足を引き寄せて、腕を送る必要のない形で絞めつけると、リナルディがタップ。オルテガがキャリア7連勝を達成した。